SGLT2阻害薬は、このSGLT2の働きを妨げることで効果を発揮します。


SGLT2阻害薬を服用すると尿中の糖が増えて細菌が繁殖しやすくなるため、注意が必要です。


ジェネリック医薬品は全てのSGLT2阻害薬で発売されていません。





この原尿ですが、健常成人では、1日150Lの血液をろ過して作っています。



原尿中のブドウ糖を、そのまま外に出すともったいないため、腎臓の尿細管という所で、SGLT1、SGLT2という蛋白質を通じて、体内に再吸収されます。

SGLT1とSGLT2は両方とも、糖分の再吸収に関わっており、原尿中のブドウ糖の約9割が、主としてSGLT2により再吸収されます。






上図は、SGLT2阻害薬のカナグリフロジン(カナグル)により、腎臓の尿細管で、SGLT2が阻害され、尿中に大量の糖分が漏れる様子を描いたものです。

ところで、SGLT2阻害薬を飲むと、どのくらい尿糖が増えるかご存知でしょうか?





これは、角砂糖(1個 3~4g)では、だいたい、20個~30個分に相当します。

結構、多くの糖分が外に出ていきますね。


SGLT2阻害薬はどうやって効いているのかを説明する前に、腎臓でどうやって尿が作られているかを説明します。

尿の作り方は、次の通りです。

ここでは、SGLT2阻害薬の効果や副作用についてご紹介していきます。

SGLT2阻害薬を服用すると尿中の糖が増えるため、尿路感染症の副作用に注意が必要です。

SGLT2阻害薬を服用すると、尿量が増えることで体内の水分量が減るため、脱水に注意が必要です。

ジャディアンス10mgの薬価は、1錠あたり188.90円です。

SGLT2阻害薬を服用すると尿中の糖が増えるため、尿路感染症の副作用に注意が必要です。


SGLT2阻害薬は、腎臓で糖分を再吸収しているSGLT2(sodium glucose cotransporter 2 : ナトリウムとグルコースを運ぶ蛋白)の働きを抑える事で、尿から多量の糖分が漏れるようにする経口血糖降下薬です。



尿から糖分が多量に漏れると、血糖値は低下します。

SGLT2阻害薬には、血糖値を下げるだけでなく、様々な良い効果がある事が報告されています。

SGLT2阻害薬の副作用と頻度は、以下のように報告されています。


日本では、SGLT2阻害薬は、2014年4月から使用されています。

下記は、2019年11月時点で、日本で保険適応のあるSGLT2阻害薬の一覧になります。

糖尿病治療薬の市場は世界的に拡大しています。米IQVIAによると、22年は1465億ドル(約2兆1000億円)で前年比15.9%増でした。売上高上位20製品には、ノボノルディスクのGLP-1受容体作動薬「オゼンピック」が4位(79.1%増)、ジャディアンスが7位(45.3%増)、フォシーガが14位(57.6%増)と、3製品がランクインしています。


また、ほかのSGLT2阻害薬もは開発されていないのが現状です。


SGLT2阻害薬は、日本では2014年から使われている比較的新しい薬です。

尿中に糖分(グルコース)が漏れる事により、血糖降下作用を発現します。

血糖の改善だけでなく、体重減少、血圧低下、糖尿病性腎症の保護作用、心血管疾患・心不全リスクの低減作用など、さまざまな多面的効果が報告されています。

副作用としては、性器感染・尿路感染が多く、女性では特に注意が必要です。

肥満を伴う糖尿病患者や心血管疾患・糖尿病性腎症をもつ糖尿病患者さんが良い適応です。




そのため、SGLT2阻害薬で高い治療効果を期待することができます。

SGLT2阻害薬だけを使用する場合は低血糖は起こりにくいのですが、併用薬の効きが良くなるため注意が必要です。

SGLT2阻害薬では心血管疾患や腎疾患に対するデータが示されています。

SGLT2阻害薬を服用することで尿中の糖が増えるため、主に膀胱炎等の尿路感染症、膣カンジダ症等の性器感染症が懸念されています。また、尿量増加による頻尿にも注意が必要です。

薬価 (内服薬) 2024年 改訂 SGLT2 阻害薬 ジャディアンス フォシーガ カナグル デベルザ スーグラ

糖尿病治療薬の売上高を企業別に見ると、日本ベーリンガーインゲルハイムがトップに立っているようです。ジャディアンス/トラディアンス、トラゼンタの合計売上高は昨年、薬価ベースで1044億円と大台に乗りました。ジャディアンスはCKDへの適応拡大が年内にも承認されるとみられ、心不全での処方拡大とともにさらなる成長加速の要因となりそうです。

ジャディアンス錠10mg / 188.9円 ; 規格単位(薬価が適用される単位)


薬価は、通常用量だと、1日あたり約200円です。(薬価は、2019年11月時点)

一月あたり、6000円となり、保険3割負担だと、一月 約1800円になります。



SGLT2阻害薬は、多くのメーカーから発売されています。

しかし、すべての薬剤が、全世界で販売されているわけではなく、海外展開が進んでいない薬は、臨床研究が進みません。

PUBMEDという論文の検索サイトで、臨床試験の論文(clinical trial)が、何本、報告されているのか調べると、次のようになります。(2019年11月時点)

なお、ジャディアンス10mg の薬価は188.90円です。 図10

GLP-1製剤は世界的な需要の高まりに製造が追いつかないのが現状です。リベルサスと有効成分が同じ肥満症治療薬「ウゴービ」は、供給不安から今年5月の薬価収載を見送っています。

ジャディアンス (エンパグリフロジン) ベーリンガー [処方薬] の処方目的、解説、副作用、剤形、保険薬価 ..

SGLT2阻害薬の解説 - 作用機序、副作用、薬の一覧、心不全・腎保護・体重減少などの多面的効果まで

フォシーガ錠10mgの薬価は、264.4円です。 ジェネリック医薬品




そのため、カナグル、フォシーガ、ジャディアンスを中心に説明します。



SGLT2阻害薬ジャディアンス 処方医の7割 第一選択かどうか未定

SGLT2阻害薬を服用すると血液中へ戻る糖が減少するため、血糖値が低下します。

もっと見る · プロモーション系チャネル 24年10月調査 1位フォシーガ、2位ジャディアンス 想起医師数の差は約1500人 ..

また、SGLT2阻害薬は心血管疾患や腎疾患の予防や治療に効果があることも研究されています。

(フォシーガ5mgの薬価:1錠約180円); 診察料など受診費用を加えた総額:約 ..


SGLT2阻害薬は、尿中に糖分が漏れることで、血糖が下がる薬です。

尿糖はどの程度漏れたり、血糖値は下がるのでしょうか?

スーグラ、フォシーガ、カナグル、ジャディアンス:グルクロン酸抱合.

市販されていないのは、SGLT2阻害薬が「医療用医薬品」に該当するためです。

[PDF] 糖尿病治療薬の比較・切り替えについて 注射薬(付表 ..

SGLT2阻害薬は過剰な糖を尿として排泄することから、ダイエット目的に適応外使用されることが増えていますが、保険が使えず、また重大な副作用が生じた場合に救済制度の対象外ともなります。

605付表② 2019.12作成(2019年10月以降の薬価記載)

SGLT2(エスジーエルティー・ツー)阻害薬は糖尿病の治療ガイドラインで定められている治療薬のひとつで、膵臓ではなく腎臓に作用することで血糖値を改善する働きがあります。

エンパグリフロジン錠 英語:empagliflozin ; 販売名 / 薬価

SGLT2阻害薬とともに市場成長が際立つのがGLP-1受容体作動薬です。糖尿病治療薬市場全体におけるシェアは年々高まっており、リベルサスの登場がこれを加速させています。

【製】日本ベーリンガーインゲルハイム; 【販】日本ベーリンガーインゲルハイム

SGLT2阻害薬の血糖降下作用はインスリンを介さないため、単独では低血糖の危険性が低いとされています。