おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。


イソトレチノインには、アクネ菌を殺菌する抗生物質も、男性ホルモンを抑えるホルモン剤も、炎症を沈めるステロイドも含まれていません。


これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。

非常に治りにくいと言われているタイプのニキビに「嚢胞性(のうほうせい)ざそう」という種類があります。海外ではこのような重症のニキビについて、イソトレチノインによる治療が推奨されています。また重症のニキビだけではなく、軽症~中等症であっても、他の治療で効果が実感できないような繰り返しできるニキビにイソトレチノインを処方することがあります。

また、イソトレチノインの服用中は、鼻の乾燥や日光過敏症もよくみられます。
日頃から保湿剤を塗ったり日焼け止めや日傘を使用したりし、なるべく副作用症状を防ぎましょう。

イソトレチノインを辞めた後も、ニキビの再発を防ぐ工夫が必要です。

イソトレチノインはビタミンAの一種で、皮脂の過剰分泌を抑えるとともに、抗炎症作用もあるとても優れた成分です。

イソトレチノインを服用すると、皮脂の分泌量が減るため、副作用として肌や粘膜の乾燥が起こります。
しかし、イソトレチノインの服用を辞めた後は少しずつ皮脂の分泌量が戻るため、乾燥も改善されるのです。

そんなイソトレチノインの効果に関する悩みを当記事では解決します。

ニキビの保険診療など他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない場合には、イソトレチノインでの治療を検討する余地があります。イソトレチノインは塗り薬、飲み薬、レーザーやピーリングなどの施術を含め、効果が高い治療法のひとつです。ですが、副作用や仕様上の注意点があるため、治療の最初から内服を始めることは稀です。

イソトレチノインは、皮脂腺の退縮(アポトーシス)、皮脂量の減少、ニキビ菌の減少、細胞の正常化、毛穴づまりの改善、抗炎症作用など様々な作用があり、これらが複合してニキビに対して高い効果を示します。

イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。

副作用の中でも口唇炎や唇の乾燥は起きやすく、イソトレチノインの服用量が多くなるほど起こりやすいとも言われています。

また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。


期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?

イソトレチノインはニキビ治療薬の一種で、ビタミンA誘導体のレチノイド系の薬剤です。
イソトレチノイン製剤は製薬会社によって製品名が異なり、アキュテイン、ロアキュタン、ロアキュテイン、ソトレット、アクネトレントなどがあります。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

治療開始後1ヶ月間は約30%の方に初期悪化(好転反応)と呼ばれる一過性の増悪がみられることがありますが、平均して約2~3ヶ月でニキビが改善していきます。状況によっては治療効果を高めるために増量が必要な場合もあります。

イソトレチノインの効果を高めるため、保湿ケアを徹底しましょう。

軽症のニキビに対しても、他の治療が無効であり再発を繰り返す患者さんへ処方しています。中等症以下のニキビに対しては、0.5mg/kg/日か、それ以下のイソトレチノインの低用量療法で効果が出る場合も多くあります 5, 6

下記のような対策により、イソトレチノインの効果を最大限に高めましょう。

唇の乾燥症状が出る方は、イソトレチノインの効果も実感しやすいという研究結果もあります。

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

ニキビができる原因は、肌のターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れ、ストレスなどさまざまな理由がありますが、難治性ニキビの直接の原因は、皮脂腺の肥大化にあります。

イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。

ニキビの原因には、毛穴が固くなって塞がりやすくなる角化異常が関係しています。角化異常があると、それだけ皮脂が毛穴に詰まりやすくなってしまうのです。イソトレチノインは皮膚細胞にアプローチして角化異常を正常に整える働きが期待できます。

【ニキビ治療】イソトレチノインの内服を辞めた後の副作用について

イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量の減少を認めます。しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。

気にすべき副作用とは!イソトレチノインによるニキビ治療の効果や辞めた後の経過について現役女性医師に聞きました。皮脂は戻る?ニキビ再発する?

原因は明確になっていませんが、食べ物やストレスなどの体の内部環境、気温や紫外線などの外部環境、毛包虫(demodex folliculorum)などが関与しているといわれています。イソトレチノインは、皮膚下の毛を生成する毛包の環境を整えるため、酒さの原因菌とされる毛包虫を減らすことが可能です。

イソトレチノインはビタミンAの一種で、皮脂の過剰分泌を抑えるとともに、抗炎症作用もあるとても優れた ..

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なかなか治らないニキビの治療法を調べていたら、イソトレチノインという薬を知った方もいるかもしれません。 ..

イソトレチノインは、細胞に働きかけて、皮脂腺細胞や表皮細胞を正常化する働きがあります 9

一卵性双生児を調べたところ皮脂の分泌量を測定すると同じでしたが ..

皮脂腺は、皮脂を分泌する器官で、毛穴に複数存在しています。ストレスやホルモンなどの影響で皮脂腺が活性化すると、皮脂の過剰分泌が起こります。過剰な皮脂は毛穴を詰まらせ、出口を塞がれた毛穴の中では皮脂が溜まっていき、また皮脂を養分とするアクネ菌も増殖していきます。アクネ菌が増殖することで毛穴の中では炎症が起こり、化膿が生じます。これが、ニキビです。

中等症以上のニキビの方に対するニキビの内服薬です。ビタミンA誘導体であるイソトレチノインにより皮脂 ..

当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。

ニキビはないが、皮脂と毛穴が目立つ場合はイソトレチノインを飲んでも大丈夫?

イソトレチノインはニキビ・ニキビ跡、酒さ、毛穴や皮脂・毛穴のお悩みがある方に向いた治療方法です。

皮脂が減り、乾燥するようになりました。 前日は普通に皮脂が大量に出ていて次の日から皮脂 ..

イソトレチノインは効果てきめんでした。しかし服用を1ヶ月くらい前にやめたのですが、ニキビがぽつぽつできてきました。

最も強い効果が出た場合、内服をやめたあとも皮脂の分泌が減り、半永久的にニキビができなくなることがあります。

イソトレチノインは日本では未承認医薬品となるため自由診療になります。
ここでは、イソトレチノイン服用にあたっての注意点を解説します。

【ニキビ/毛穴】第1回イソトレチノイン服用の疑問にお答えします

ニキビとは病態が異なりすが、皮脂腺が発達しすぎて肥大する「脂腺増殖症」での治療効果も認められており、治療終了後も皮脂腺が正常化している割合が多いことも報告されています 10

飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点

イソトレチノインを服用すると、肌の乾燥はひどいですが、何年も治らなかったニキビが改善しました。でも、辞めた後はどうしても皮脂の量が徐々に戻ってしまうので、再発しないように気を付けます。