イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。


しかし、服用を辞めた後に、ニキビの再発や皮脂量の戻りを感じている人も少なくありません。


ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。

イソトレチノインによる治療を長期的におこなう場合、休薬期間を設ける必要があります。
そこで、休薬期間のうちにニキビが再発した場合の対策を以下にまとめました。

実際に服用していた人の口コミを調べると、イソトレチノインは多くの人が効果を実感しています。
他の治療薬ではニキビが治らなくても、イソトレチノインで改善できたという人もいるようです。

これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。

また、イソトレチノインは皮脂の分泌を抑える作用もあるため、毛穴のつまりも解消できると言われています。

内出血、腫れ、瘡蓋化、(数日間)
赤み、色素沈着、再発の恐れ、瘢痕化(数か月間)

イソトレチノインを辞めた後も、ニキビの再発を防ぐ工夫が必要です。

中等度のニキビ患者に対して約6ヶ月に渡って20mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、98.99%の患者が改善し、その中で劇的に改善した患者が98.3%と非常に高い有効率が報告されています 3

当院の患者に対するイソトレチノイン治療の成績は、改善率は98%以上、再発率*は30%以下です。

おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。


イソトレチノインのニキビへの効果には個人差があるため、症状の重さや改善度によっては、休薬期間をはさみながら2、3クール治療をおこなう人もいます。
ニキビが重症化している場合や再発が見られる場合は、休薬期間後から、再び2クール目を開始することがおすすめです。

また、飲み始めてから1ヶ月後には血液検査を行います。
これは副作用が出ていないかどうかを調べるためです。
血液検査の結果次第でイソトレチノインの影響があると判断された場合は、医師の判断で治療が中止となる可能性があります。


ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。

しかし、アメリカでは重度のニキビ治療に承認されており、治療ガイドライン上で標準の治療で改善がみられない場合にイソトレチノインの服用を推奨しています。

・イソトレチノインの服用を辞めた後に、ニキビが再発する可能性がある。

重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

イソトレチノインが日本で未認可なのは、ニキビは身体的に不調をきたす病気ではないことから、「疾病の治療目的」というよりは「美容目的」と解されることも多く、特にイソトレチノインのような催奇形性等の重篤な副作用がある薬は、認可されにくくなっていることがその理由です。

イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。

当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。

・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。

軽症のニキビに対しても、他の治療が無効であり再発を繰り返す患者さんへ処方しています。中等症以下のニキビに対しては、0.5mg/kg/日か、それ以下のイソトレチノインの低用量療法で効果が出る場合も多くあります 5, 6

ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。

ニキビの再発を防ぐためには、イソトレチノインの適切な服用量を知っておくことも大切です。

【ニキビ治療】イソトレチノインの内服を辞めた後の副作用について

イソトレチノインを服用すると、肌の乾燥はひどいですが、何年も治らなかったニキビが改善しました。でも、辞めた後はどうしても皮脂の量が徐々に戻ってしまうので、再発しないように気を付けます。

【ニキビ/毛穴】第1回イソトレチノイン服用の疑問にお答えします

イソトレチノインは、服用量の累積が、になると再発を防止できるとされています。
以下のように、体重から計算することができます。

飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点

イソトレチノインには、アクネ菌を殺菌する抗生物質も、男性ホルモンを抑えるホルモン剤も、炎症を沈めるステロイドも含まれていません。

2.イソトレチノイン療法は副作用が強くでることも多くあり、当院では「重症にきび治療に対する最終手段」と位置付けています。

この点の判断が難しいため、イソトレチノインの個人輸入は推奨しておりません。
リスクについて詳しく知りたい方は「 」をお読みください。

しかし、アポトーシスを起こさずに収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、皮脂も大部分は戻ってしまいます。 細胞を正常化

イソトレチノインは効果てきめんでした。しかし服用を1ヶ月くらい前にやめたのですが、ニキビがぽつぽつできてきました。

イソトレチノインが持つ抗炎症作用・皮脂の分泌量を減らす作用などが、赤ら顔の改善に効果を期待できます。 「イソトレチノイン」の重い副作用

イソトレチノインは日本では未承認医薬品となるため自由診療になります。
ここでは、イソトレチノイン服用にあたっての注意点を解説します。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

体重50㎏の人が1日40㎎のイソトレチノインを毎日服用した場合、ニキビの再発を防ぐために必要な日数は150日間(5か月間)となります。

皮脂の分泌を抑える作用、 · アクネ菌に対する抗菌作用・抗炎症作用、 · 角質による毛穴つまりを改善する作用.

イソトレチノインの作用は未知の部分が多くありますが、主に以下の3つが知られています。

イソトレチノインを辞めた後は、があります。

ニキビが再発しました。1クール目の終了後半年で再発し、今2クール目の4ヶ月ですが新しくニキビができている状態です。
1度はよくなっているので、またよくなると信じて服用を続けます。

イソトレチノインの服用を辞めた後に、があります。

経口イソトレチノインには、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります 7 20。この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌は定着できなくなり、抗生物質よりもアクネ菌を減らすことができます 21

イソトレチノインによる肌の乾燥は、とされています。

副作用の中でも口唇炎や唇の乾燥は起きやすく、イソトレチノインの服用量が多くなるほど起こりやすいとも言われています。

イソトレチノインを服用してニキビ治療を終えると、

イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシスを促すため 8、治療後もある程度は皮脂量の減少を認めます。しかし、収縮した皮脂腺のサイズはもとに戻るため、大部分の皮脂は戻ります。