昔からトリコモナス尿道炎の病名はありましたが、新たにトリコモナス性精嚢、前立腺炎などがまた新しく加わっています。 ..
2016/9/17 前立腺炎で全摘を真剣に考える者です。神奈川県31歳
・慢性前立腺炎にはニューキノロンやST合剤が推奨される。ただし腸内細菌目 ..
腎臓でも尿を作る働きをしている腎実質に発生するがんが腎臓がん(腎細胞がん)です。2対1くらいの頻度で男性に多く、男性では10万人に33~34人の割合で発症するという報告があり、がんの中では比較的少ない方に入ります。なお、腎臓内でも腎盂にできるがんもありますが、これは腎盂がんと言い、腎臓がん(腎細胞がん)とは区別されています。
腎臓がんは初期にほとんど自覚症状が無いことが問題です。進行するとや背中や腰の痛み、腹部にしこりを認めたりすることがあります。
初期のうちはロボット手術や腹腔鏡手術による治療で根治を目指すことが可能ですが、進行すると転移することがあります。稀に、下大静脈(人間の一番大きな心臓へつながる静脈)に腫瘍伸展し腎がんの下大静脈腫瘍塞栓などで、むくみや息切れなどの症状で発覚することもあります。近年では、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などといった治療薬の発達により、かなりの治療効果を得られるようになってきました。
当院では、腎臓がんが疑われるような場合、即日超音波検査を行っており、治療が必要な場合は、連携する高度医療施設に紹介して、スムーズに治療を受けることができるようにしております。医院長は大学病院では、腎がん下大静脈腫瘍塞栓摘除を専門にしていたことや現在も順天堂大学に勤務中であることから、がん治療やロボット手術、分子標的薬治療等のハイボリュームセンターである順天堂大学とも連携し治療を行っていきます。
謹啓
あなたの場合は血精液症ですので、おそらく前立腺の炎症が原因では無いかと存じます。
そこで、もしも泌尿器科を受診しますと、性器を含めた診察、検尿、エコー検査、前立腺の触診が有ると存じます。
それらの検査と診察が嫌で、自然治癒を期待されるのであれば、前立腺の原因になりやすい、
飲酒、長時間の坐位(座り仕事、運転、自転車)を控えましょう。それでも治らずに、血精液症がひどくなったり、
排尿異常が出れば、諦めて泌尿器科を受診しましょう。そして、糖尿病も調べてもらいましょう。
では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎
ですので、急性とか亜急性の尿道炎とか膀胱炎、男性では前立腺炎、婦人科でよく ..
膀胱がんのほとんどは、膀胱内部を覆っている尿路上皮にできるがんで、進行状態によって層状になっている膀胱壁の上皮に留まっている筋層非浸潤性膀胱がんと、少し深いところにある筋層まで及んでいる筋層浸潤性膀胱がんに分けられます。
症状は、、、、などの他、進行すると尿が出にくくなることや、腰や脇腹の痛みなどがあらわれてきます。中でも特徴的なのは、痛みなどこれといった症状が無いのに突然血尿が出ることです。膀胱がんは、男性で10万人に28~29人程度、女性では10万人に9人程度とおよそ3対1で男性に多く、また45歳以上になると罹患者が増え始め、8割は65歳以上の高齢男性となっています。
喫煙習慣が大きく関連していると言われており、非喫煙者と比べて2.5倍発症リスクが高くなるという統計もあります。治療方法としては、診断と治療を兼ねた、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)を行い腫瘍の深達度や組織型や悪性度を確認します。
膀胱癌の内視鏡画像、CT画像などあります。
治療は進行状態やリスクの状態によって、比較的リスクが低く筋層浸潤が見られない場合は、予防的な治療として膀胱内に薬物を注入して行う方法を検討し、筋層浸潤が起こっている場合は膀胱全摘出手術、転移が見られる場合は化学療法や免疫療法などを検討することになります。
膀胱全摘出などの場合、その後の生活の質に大きく影響しますので、腸管を使った代用膀胱である回腸新膀胱などのQOLを保つ治療が可能であるかを検討していくことも可能です。肉眼的に血尿があったり、定期検診などで尿に潜血があったりした場合は放置せず、早めにご相談ください。高度医療機関と連携し適切な治療を提供致します。
腎盂腎炎とは、細菌が尿の出口から膀胱に侵入し、さらに腎臓まで細菌感染を起こしている状態のことを言います。尿の通り道に結石があったり、狭窄(通りにくいところ)があったりすることにより感染のリスクが高くなります。尿の濁りや血尿、排尿時の痛みに加え、高熱、背中の痛みなどといった症状が現れます。尿の汚れがあり、喉の痛みなどの上気道の症状がないのに熱がある場合などは腎盂腎炎の可能性があります。腎盂腎炎を放置すると、敗血症となり最悪の場合は命に関わる事態にもなりかねません。血液検査などを行い、必要に応じて入院治療が必要となります。特に糖尿病を合併していたり、膠原病のためにステロイドを内服している場合には重症化する可能性があり注意が必要です。
前立腺炎は急性前立腺炎と慢性前立腺炎があり症状が異なります。 ..
腎実質でつくられた尿は腎臓内の集合場所である腎盂に集まり尿管へ送り出され、膀胱へと至ります。尿道から入った細菌が下部尿路に留まらず、尿管を逆流して腎臓まで至ることや、尿路結石によって尿が詰まり逆流するなどの原因によって、腎盂が炎症を起こしてしまうことがあります。症状としては、尿が濁る、が出るなどの他、高熱を発する、背中の痛みなどがあります。
腎盂腎炎は適切な治療を行わないと、腎実質に感染が波及し、血液内に菌が到達し菌血症から敗血症になり生命に危険が及ぶこともあります。高熱を発し、背中などに痛みがあるのに、風邪のような上気道の症状がない、尿が濁っているなどの症状がある場合は腎盂腎炎の疑いが強いため、放置せず受診してください。特に糖尿病の方や、ステロイド薬を服用している方などは重症化の危険性があります。
精巣上体炎とは、尿道から侵入した大腸菌などの細菌が精巣上体(精巣の上に乗っている臓器で、精巣で造られた精子を集め尿道へ運ぶ途中にある場所)にまで達することで起こる尿路感染症です。大腸菌などの一般細菌だけでなく淋菌やクラミジア、などの性感染症の原因菌が発症原因となることもあるため、注意が必要です。症状は、陰嚢内の腫れや痛み、発熱などがあります。原因を特定するための尿検査や超音波検査、血液検査などを行います。採血の結果で炎症反応が強い場合や、症状が重い場合は高度医療機関へご紹介させていただき、入院治療を推奨する場合もあります。また、精巣上体炎になると、通り道が閉塞し、精子を運ぶ機能が失われ、男性不妊の原因となることがあるので、症状が治まった後でも注意が必要です。
失禁を伴う重度排尿困難に急性前立腺炎を併発したと診断した。尿道 ..
お世話になります。慢性前立腺炎を患い2年目になる者です。自身は排尿痛や頻尿はなく、
肛門の灼熱感、そけい部、恥骨裏、が非情に痛むが鋭くかれこれ2年ほど仕事にいけず横になったままです。
謹啓
あなたの場合は、もしかすると、前立腺の炎症が長引き、こじれているのかもしれません。
そこで、今までにいろんな薬で治療をされてきたと存じます。めまいがする薬は前立腺肥大症の排尿を改善する
シロドシンやタムスロシンなどのα‐遮断剤かもしれません。
そこで、まだ残っている炎症、慢性前立腺炎を治療するために、炎症を抑える薬を飲むだけでなく、
ご自分でも気をつけて、お酒や長時間の坐位・運転を控えましょう。
そして、糖尿病や肝臓病などないかよく診てもらいましょう。
何れにせよ慢性前立腺炎は長引き、繰り返しやすいので、そのつもりで気長に治療しましょう。
一般的な事しか判りませんが、では、お大事に。
敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎
前立腺炎 · 前立腺がん · 尿路結石 · 尿路感染症 · 急性尿道炎 · 精巣上体炎 · 精巣がん ..
精巣上体とは、精巣の上部に精巣を取り囲むように存在する器官で、副睾丸と呼ばれることもあります。通常は精巣で作られた精子を集めて精管に送っています。精管は最終的に前立腺の中央に開口(精丘)し尿道へと繋がっています。そのため、尿道口から侵入した細菌が精管を通して精巣上体まで到達して炎症を起こすのが精巣上体炎であり、男性の尿路感染症の一つです。症状としては陰嚢内部が腫れたり痛んだりする他、発熱することもあります。
原因となるのは、大腸菌などの常在菌の他、クラミジア・トラコマティスや淋菌といった性感染症の原因菌の場合もあります。
精巣上体炎が疑われるときは、採尿、採血検査などによって原因の特定、炎症の状態を確認する他、超音波検査を行います。
精巣上体炎は重症化することもあり、精管が閉塞すると男性不妊の原因となりますので注意が必要な疾患です。必要に応じて連携する高度医療施設へ紹介し、入院治療を行うなど、慎重な対応が必要です。
膀胱尿道炎、腎盂炎、性病についての ご意見・ご質問101-200
急性尿道炎は、尿道口から侵入した細菌などによって急激に尿道が炎症を起こしている状態です。性交渉によって感染することが多く、排尿痛、尿道口からの膿や粘液などの分泌などが主な症状です。
原因の多くはクラミジア・トラコマティスや淋菌といった性感染症の原因菌によるもので、その他にはマイコプラズマや大腸菌などの常在菌、トリコモナスなどの原虫なども原因となります。
性行為による感染は、性器同士だけではなく、口腔、肛門などでも感染しますので、性行為の際にはコンドームの装着などで感染を予防するようにしましょう。
また、症状があらわれた場合、受診して検査を受け、医師の指示に従って治療することが大切です。また感染が分かった場合には、パートナーにも説明し、検査を受けてもらうようにしましょう。
市中肺炎、性感染症(クラミジア、淋菌など)、尿路感染症、前立腺炎、関節炎などの治療に用いられます。 ..
急性尿道炎は、クラミジア感染症や淋病といった性感染症によって発症するリスクが高まります。淋菌に感染すると、男性は黄色い粘性のある黄色い膿や排尿時の強い痛みといった症状が現れます。クラミジア感染症では淋菌ほどではありませんが、排尿時の痛みや、尿道がむずむずするといった違和感や排尿時痛、尿道から白または透明の分泌物が出るなどの症状が出ます。ただし、どちらの感染も自覚症状がないことがあるので、気づかないうちにパートナーにも感染を広げてしまう危険性があるので注意が必要です。また、パートナーがクラミジア陽性の男性パートナーでは,無症状でも尿中に白血球を認める場合には40%以上,白血球を認めない場合でも1~2割がクラミジア陽性と報告されています。
性行為の際はコンドームなどを装着し感染症の予防を心がけるようにし、ご自身の感染が分かった際にはパートナーにも感染症の検査を受けて治療を行い、完治していることを確認してから性交渉を行いましょう。
膀胱炎 · クラミジア・淋病 · 梅毒 · トリコモナス症 · コンジローマ · 抗HIV剤 ..
腎臓がんは腎実質より発生するがんで、男女比は2:1で男性に多く認められます。罹患率は10万人あたり約20人と報告されており、50歳以上に多い傾向があります。肥満や高血圧、喫煙が発症のリスク因子として知られています。特殊な例として遺伝的な因子や長期の透析により発症のリスクが上昇します。初期段階では自覚症状の現れないことが多く健診の超音波などで偶然発見されることもあります。早期であれば治療は手術による治療が基本になります。近年では腫瘍の大きさや場所によっては、ロボット手術による部分切除術などが行われることもあります。がんが進行すると血尿や腹部腫瘤などの症状が現れてきます。また、肺に転移することが多いので、レントゲンの異常にて発見されることもあります。以前は転移した腎細胞がんに対する治療はインターフェロンなど効果が限られたものしかありませんでした。しかし、近年分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤など、転移した腎細胞がんに対して効果が認められている薬剤の登場により、転移性腎細胞がんに対する治療は劇的に変化しました。ただし、治療に伴う多様な有害事象を認めることが知られており、専門的な施設での治療が必要となります。当院では腎細胞がんを疑うような症状や血尿などがあった場合は受診当日に超音波検査を行っております。なお、尿の通り道である腎盂にできるがんは腎盂がんと呼ばれ、腎臓がんとは別の病気となります。
一般的に 急性前立腺炎は前立腺肥大症の方が多い です。 そのため1回でおしっこを ..
尿道口から細菌やウイルスが侵入し炎症が起こる病気で、炎症場所によって尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎などに分けられます。尿道炎や膀胱炎では排尿時の痛みや頻尿、血尿といった排尿に関係する症状が出現し、腎盂腎炎や前立腺炎、精巣上体炎では発熱や、背中の痛み、下腹部や精巣の痛みなどが出現します。一般的に、体の作りの問題で男性よりも女性の方は尿道が短く、尿路感染症の発症リスクが高いと言われています。しかし、男性でも、前立腺肥大のある患者様は発症リスクが高まることで知られていますので、注意が必要です。
カンジダ菌などカビが原因の場合は抗真菌薬が必要になります。 処方例
はじめまして。 36歳の男性です。 現在、慢性前立腺炎と診断され、セルニルトンと漢方で服薬治療中ですが、なかなか良くなりません。 我慢出来るとはいえ、あまりに長く、辛い思いをしています。 掲示板で前立腺への抗菌剤局所注射を書かれていますが、その後も実績はお有りでしょうか? また、当方、関東在住なのですが、同様な治療医院を探しても近くに見つからず…この治療は貴院独特のものなのでしょうか? どこか提携先などないでしょうか?
[PDF] 効能・効果、用法・用量及び使用上の注意改訂のお知らせ
膀胱がんは、男性に多いがんで女性と比較して約4倍程度頻度が高いとされています。罹患時の年齢は95%以上が45歳以上、80%が65歳以上と年齢の高い方で発症します。喫煙は最大のリスク因子であることが知られていて、約半数で喫煙が原因と推測されています。喫煙者と非喫煙者を比較すると約2.5倍の罹患リスクがあるとの報告があります。また、染料として使用されている芳香族アミンや、環境汚染物質として知られている多環芳香族炭化水素などが膀胱がんの原因となることがあるとされています。症状は痛くもないのに突然血尿が出るのが特徴です。腫瘍を内視鏡により切除し、確定診断と病期診断を兼ねた治療を行います。転移が認められた場合は抗がん剤による化学療法や、免疫チェックポイント阻害薬による治療などが行われます。また、手術後の再発予防として結核予防のワクチンとして知られているB C Gを膀胱内に注入する治療が行われることがあります。
早期発見のため、定期健診などで尿潜血が認められる場合や、排尿時に血尿がある場合は、膀胱がんを疑い早めに当院までご相談ください。
[PDF] 効能・効果,用法・用量,使用上の注意(案)及びその設定根拠
尿路感染症は、尿道口から侵入した細菌やウイルスが尿道、膀胱などに感染して様々な症状を起こします。
一般的に男性は尿道が25㎝程度と長くL字型に曲がっており途中に前立腺や精丘(精巣からつながる出口)があります。女性は尿道が4㎝程度と短く比較的直線的な構造になっているため、尿道口から感染すると男性では尿道炎、前立腺炎や精巣上体炎、女性では膀胱炎、または膀胱炎と尿道炎を併発する傾向が多くなっています。尿道炎の場合、排尿痛などの症状、また膀胱炎では下腹部痛、、などが主な症状となりますが、膀胱炎だけの場合あまりはっきりした症状があらわれず、気づかずに悪化させてしまうようなこともあります。
放置して、感染が奥(腎臓)まで進んだ場合腎盂腎炎などを起こす可能性もあり、血液中に菌が入ると菌血症、さらには敗血症などの全身症状を合併する場合もありますので注意が必要です。
男性の場合は尿道の途中にある前立腺や精巣、精巣上体などで炎症を起こし血液中に菌が入ること(菌血症)を起こすこともあり、その場合、発熱、、精巣腫大、下腹部や会陰部の痛みなどが起こることもあります。
尿路感染症は一般的に女性に多いとされますが、男性でも前立腺肥大や糖尿病がある場合、また糖尿病治療薬の一種など一部の薬を服用している場合には感染しやすくなることがあります。
特に、高齢者で排尿機能の低下や長期間尿道カテーテルが留置されている方(CA-UTI:カテーテル関連尿路感染症)では、尿路感染症を起こしやすく生命予後に関連することもあります。
通常,成人にはクラリスロマイシンとして 1 日 400 mg(力価)を 2 回に分けて経口投与する。なお,
尿路のどこかに尿中に含まれるミネラル成分が結晶化して石のようになってできるのが尿路結石です。シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、尿酸など多岐にわたる成分があります。結石ができる場所の多くは腎臓です。腎臓結石の場合には、あまり症状があらわれることはありませんが、腎臓内で結石が結合しサンゴ状になることもあり、腎機能に影響することもあり注意が必要です。結石を作りやすい食生活やホルモン値の異常が無いかを調べていく必要があります。結石が、尿管に落ちてくると、結石が尿の流れを阻害し尿管に尿が滞留します。尿管の内圧が高まることで腎臓が腫れ、尿管が痙攣をすることで痛みが出現します。痛みを感じる受容体が腎臓周囲(腎被膜)にあり、尿の滞留で内圧が高まり腎臓の被膜が急激に引き延ばされることにが、背中や腰、脇腹などに激しい痛みを生じる原因です。また、尿管の痙攣などにより関連痛と言われる、尿路と関係のないみぞおちの痛みが出たり、結石の位置により背部痛から下腹部痛に痛みが移動したりします。結石が尿管の下端、膀胱の近くまで落ちると頻尿などの排尿症状も加わります。結石が尿管を傷つけて血尿が出ることもあります。また、前立腺肥大症の長期化などにより膀胱に結石が出来たることもあります。尿とともに尿道に至った場合は、・排尿困難やなどを起こすこともあります。
尿路結石は、女性より男性に多い傾向があり、最近では、若年者にも多い傾向にあります。食事内容や食事のとる時間や習慣、飲水量などとも関係があると言われています。食事との関連が強いシュウ酸カルシウム結石では、シュウ酸を含む食事内容の見直しも必要となります。特に、ブラックのコーヒー、濃い紅茶、玉露などの濃い緑茶、チョコレート、ココア、灰汁(あく)のでる野菜(ほうれん草・里芋・タケノコなど)、肉類の脂身や味付けの濃い欧米食などには注意が必要です。
結石は、留まっている位置や大きさなどによって治療方法が大きく異なります。そのため、画像検査などで位置や大きさを把握し、治療方針を決定していきます。
尿路性器感染症 (Genitourinary tract infections)
膀胱の機能は尿を溜める「蓄尿」と溜まった尿を出す「排尿」に分けることができます。通常であれば適切な量の尿を溜めて、溜まった尿を全て排出することができます。この、溜めて出すというスイッチのコントロールは脳が行なっています。このスイッチの切り替えを行うための神経は、膀胱から脊髄を通り脳に達しているため、脳の障害や脊髄、神経や膀胱自体が障害を受けると、溜めて出すことががうまくできなくなります。これを神経因性膀胱と言います。近年では神経因性下部尿路機能障害(neurogenic lower urinary tract dysfunction: NLUTD)という用語が用いられています。脳梗塞やパーキンソン病や多発性硬化症、脊髄損傷、二分脊椎、糖尿病など神経の障害から、前立腺肥大症などによる長期的な下部尿路閉塞も原因となります。原因や障害を受けている部位によって症状は異なりますが、排尿回数が増える、尿意が起きない、尿漏れが起こる、といったことが挙げられます。また、膀胱内に長時間尿が溜まった状態が続くことで、感染症や腎機能障害が起きることもあります。治療は原因や症状により異なりますが、薬を内服したり、カテーテルを使用することで、尿を溜めて出すという膀胱本来の機能を取り戻します。排尿のお悩みを持たれている方は、当院までお気軽にご相談ください。