・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。


イソトレチノインを内服すると、最初の1ヶ月は約3割の患者さんに、一過性にニキビの増悪が認められます。 悪化がひどい場合は、早めに用量を増やしたり、炎症を鎮めるお薬を処方いたします。


イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

重症・難治性ニキビ治療:イソトレチノインについて
「イソトレチノイン」は、国内において医薬品医療機器等法上の承認を得ていません。

■入手経路等
国内の医薬品卸業者より購入しています。
■国内の承認薬品等の有無
国内にて承認されている同効の機器・医薬品等はありません。
■諸外国における安全性などに係る情報
米国FDAで承認されています。

過去に様々な治療を長年受け続けてきても改善しなかったため、初診時に生涯残ってしまうニキビ跡が多数ありましたが、ご本人は常に明るく、治療に前向きであったのが印象的でした。

①イソトレチノイン治療では頻回の採血検査の必要性は否定されている

①重症/難治性ニキビがうつ症状を増悪させるという報告があり、イソトレチノイン内服治療によりうつ症状が改善する可能性がある

治療5ヶ月後には、新しいニキビはほぼでなくなりました。EGホワイトローションとEGホワイトクリームによるスキンケアとピーリングをイソトレチノイン治療と併せて行ったことで、強い赤みを帯びたニキビ跡は、薄くピンク色に変わり目立たなくなっています。

イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。

さらに2023年の最新の世界的なコホート研究でも自殺やうつ病のリスクを上昇させないことが報告されました(文献5)。この研究ではイソトレチノイン内服群と抗生剤内服群とを比較し、カプランマイヤー曲線を用いてイソトレチノインを内服した方が自殺率が低くなることが証明されました。ただし、この論文にはいくつかの批判もあります。例えば両群の患者背景(特に精神疾患の重症度)が異なることや観察期間が長すぎるなどバイアスがあると指摘されています(文献6)。これに対してKridinらは、重症ニキビ患者はもともと精神疾患を抱えるリスクが高く、むしろイソトレチノインの安全性を過小評価していると反論しています。また2024年の最新のメタ解析でもイソトレチノインは自殺や精神疾患のリスクを高めることはなく、むしろ治療後2~4年で自殺企図のリスクが低くなると結論づけられています(文献7)。

海外の研究では思春期の重症ニキビはメンタルに悪影響を及ぼし、生活の質を著しく低下させ、自殺念慮を引き起こす頻度が男性で3倍以上、女性で2倍以上になると報告されました(文献2)。しかし、近年のメタ解析ではイソトレチノイン内服治療によってうつ症状が著明に改善され、うつ病のリスク増加と関連しないことが示されました(文献3)。また、台湾においてイソトレチノイン内服治療患者29,943名を調査したところ、治療期間が長期に及んだり投与量が多くなっても、精神障害を起こすリスクは上昇しなかったと報告されました(文献4)。同じアジア人での研究結果は重要な意味を持つと考えられます。

脂質異常症のある方; ビタミンA過剰症のある方; 重度のうつ病のある方

1982年~2000年までの間にイソトレチノイン内服治療を受けた患者で431例のうつ病、自殺/自殺企図/自殺念慮があったことを米国FDAが報告しました(文献1)。このうち実際の自殺者は37名(男性31名、女性6名)、年齢の中央値17歳で若い男性に多かったことが報告されています。米国FDAは警告を発し、1998年より添付文書に精神疾患がある場合は慎重に投与すべきと記載されるようになりました。しかし、イソトレチノイン内服治療と精神疾患との因果関係は不明な点が多く、今日まで多くの論争があります。

②近年の研究論文によればイソトレチノイン内服治療によって精神疾患のリスクは上昇しないという見解がほとんどである


肝機能異常や脂質異常症がまれに副作用として現れるため、内服開始と1〜2ヶ月ごとに採血をして異常がないかチェックします

イソトレチノインは皮脂分泌抑制作用、角化抑制、抗炎症作用があり、重症ニキビや酒さに効果的な治療です。重大な副作用として、胎児の催奇形性や乾燥があるため、個人輸入ではなく、医師の指示に従って服用するようにしましょう。気になる症状がある方は、当院へお気軽にご相談ください。

妊娠中、妊娠の可能性、授乳中、肝疾患、精神疾患、脂質異常症がある場合は、医師に必ず申し出てください。

思春期のニキビでイソトレチノインを使う際の理論的な注意点は骨への影響になります。身長の伸びに影響が及ぶ可能性が理論的にはありますが、過去の論文データでは半年程度の短い期間のイソトレチノイン内服では骨への大きな影響は出ないとされています。

・高カリウム血症など電解質異常(不整脈・胸痛・全身倦怠感・吐き気); ・ ..

個人差はありますが、イソトレチノイン治療後もニキビが再発することはあります。
ただ、適切に治療を続けることで、着実にニキビは改善されていきます。難治性ニキビや繰り返しできるニキビは、簡単には治らない症状です。しっかりとニキビを治していくためは、焦らず治療を続けていくことが大切です。

イソトレチノイン(アクネトレント)によるニキビ治療 イソトレチノイン ..

副作用などが原因で治療をやめるのでなければ、まずは1クール(16~20週間)続けて内服することをおすすめします。
治療の再開はいつでもできますが、効果的にニキビを治すためには、続けてイソトレチノインを内服することが重要です。

他には頭痛、関節痛、肝機能障害、脂質異常、抑うつ、脱毛、アナフィラキシーなどがあります。

・イソトレチノイン内服中は日焼けをしやすいため、日焼け止めを使い、紫外線から皮膚を守るようにしてください。

イソトレチノインやホルモン治療などの内服薬で、体の中からニキビ治療を行うこと ..

ニキビに対してイソトレチノインによる治療を行いました。治療中のスキンケアは、再生因子やヒトプラセンタが配合されたとへ変更してもらい、ニキビ跡の赤みには、を複数回行いました。

イソトレチノインはにきびにおける角化の異常を改善し、皮脂の分泌を ..

理論上は体重50kgの人の場合、1日20mgの服用を約10ヵ月続けると、イソトレチノインの服用を中止しても再発しにくくなります。

飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点

副作用などの問題がありますので、イソトレチノイン内服中は、他のニキビ治療薬は飲まないように注意してください。
イソトレチノイン以外の内服が必要な場合、症状を診た上で、当院医師が適切に処方します。イソトレチノインは効果の高い薬ですが、副作用もありますので、ご自身の判断で服用せず、医師の指示に従って服用するように注意してください。

イソトレチノインは、ニキビを治療するための飲み薬です。ビタミン ..

【過去の治療歴】内服ビタミン剤、抗生物質(詳細不明、複数内服)、漢方薬(十味敗毒湯・桂枝茯苓丸ヨクイニンなど)、外用剤(詳細不明だが複数使用)、ビタミンCイオン導入(美容外科)、フォトフェイシャル(美容外科)、グリコール酸ケミカルピーリング(美容外科)、鎮静パック(エステ治療)、角質取り(エステ治療)

脂質異常症(高脂血症) · 痛風・高尿酸値 · 脳梗塞・心筋梗塞・エコノミー症候群

イソトレチノイン内服中は、光感受性が高まるため、レーザーや光治療などを受けると色素沈着のリスクが高まります。ニキビを治してきれいな肌を取り戻すため、イソトレチノイン内服中のレーザー照射は避けるようにしてください。

イソトレチノインは脂腺増殖症に効果がある?治し方についても解説

この女性は、15年前よりニキビに悩んでおり、皮膚科で硫黄カンフルローション、抗生物質の内服、漢方薬、ビタミンなどの治療を長年受けていました。 その後、経口避妊薬による治療を他院で1年以上継続したものの悪化し、2年前からはマスクなしでは歩けない状態になってしまい、当院に来院されました。

イソトレチノインは本当に効果があるの?医師が徹底解説 | 美容コラム

イソトレチノイン治療後の再発率と再発に影響する因子の調査によると、再発を防ぐためには完全に臨床的改善がみられるまで治療を続け、治癒してから投与量に関係なく2ヵ月以上治療を延長することが重要です4)。

イソトレチノインはビタミンAの誘導体で、ニキビ・ニキビ跡、酒さ(赤ら顔)、毛穴の開き、毛穴の黒ずみなどのお悩みにアプローチする飲み薬です。

イソトレチノインには皮脂分泌の抑制や毛穴つまりの解消などの作用から、服用後は長期的に効果が持続することが多いです。しかし中には再度ポツポツとニキビが出てくることがあります。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

ほとんどの患者さまはイソトレチノイン内服から6ヵ月で効果が期待できますが、治療期間には個人差があり、延長することもあります。患者さまの症状の程度や状態、ご希望に応じて、Vビーム2の併用なども行い、より効果的に治療を進めていきます。

イソトレチノイン- Isotretinoin - イソトレチノイン(アクネトレント) イソトレチノイン ..

当院では副作用を防ぐため、イソトレチノイン(アキュテイン)の服用開始時と、治療から1ヵ月後に血液検査を行っています。またイソトレチノインの内服量を増量した場合も、適宜採血を行いますが、血液検査で数値に異常が見つかった場合は、処方を中止する場合があります。

重症ニキビに使用されるイソトレチノイン(アクネトレント)の効果は?

イソトレチノインを飲み忘れたらどうすればいいですか? 禁忌副作用注意事項