「リベルサス」と「マンジャロ」は、投与方法や効果などに明確な違いがあります。


「リベルサス」と「マンジャロ」は、どちらもGLP-1受容体作動薬です。2型糖尿病の治療薬ですが、体重減少効果も期待できることから肥満治療への効果も注目されています。この2つの薬には、どのような違いがあるのでしょうか?


当クリニックでは、現在GLP-1受容体作動薬で治療が安定している方に対して、マンジャロへの切り替えを強くお勧めすることはあまりありません。

この結果から、マンジャロは体重や血糖の改善だけでなく、心血管および腎イベント、生命予後においても、GLP-1受容体作動薬の効果を上回る可能性があることが示唆されました。

その結果、下図に示す通り、GLP-1受容体作動薬と比較して、マンジャロは全死亡率を約42%、主要心血管イベントを約20%、腎イベントを約48%、急性腎障害を約22%減少させることが報告されました。

使っているGLP-1薬から、他のGLP-1薬に切り替えたいのですが? ..

前述の通り、インクレチンには「血糖値の上昇に応じてにインスリン分泌」させる機序があるので、低血糖を生じにくい薬剤です。プラセボとマンジャロを比較したSURPASS-1では血糖値70mg/dL以下は約6%生じていますが、重症低血糖は生じていません。血糖値の正常化も期待できる強力な血糖降下作用を有するマンジャロですから、空腹時の血糖値が低く出ることは想定されますが、低血糖症状が出るまで血糖値が下がることは稀でしょう。当院の使用経験からもマンジャロ単剤で治療している患者さんで低血糖の発生事例はありません。

従来のダイエットは強い意思で食欲を抑え込み我慢するダイエットでしたが、GLP-1、GIP/GLP-1 アナログによるダイエットは、自然と食事量を抑えることが出来きます。患者さんの声を聞いても、「特に努力せずに痩せられた」との感想を多く聞きます。私もそう感じました。努力しても痩せられなかったのに、リベルサス・マンジャロですぐに痩せられたのでびっくりしています。です。1日の総カロリーをセーブ出来なければ、成功はありません。食欲を抑制してくれるGLP-1アナログ、GIP/GLP-1アナログはダイエット成功を導いてくれる強力なサポーターです。

リベルサスから注射タイプのオゼンピックやマンジャロに切り替える場合、リベルサスを服用後24時間以上経過後であれば使用可能です。

この研究は、2022年6月1日から2023年6月30日の間に、マンジャロまたはGLP-1受容体作動薬を開始したアメリカの2型糖尿病患者140,308人を対象としています。

激務から生活習慣が乱れ、2022年11月には人生最大体重に達したため、ダイエット決意。リベルサス開始。3ヶ月間の休薬をはさんだが、71.1kgで体重キープ出来ていたが、2023年4月マンジャロ2.5mgを開始、リベルサス 7mgよりも強い食欲抑制作用を実感。1ヶ月で1.3kg減量し、マンジャロ 5mgに増量。2週間で1.4kg体重減少するも、嘔気が強く治療中止した。中止時の体重は68.5kg、ドラッグフリーで4ヶ月後2.2kg体重は戻るも、大きなリバウンドなく経過している。

他のGLP-1注射製剤からの切り替えであっても0.25mgから開始する。

マンジャロであれば、半減期 約120 -140時間の5〜6倍で約600時間〜840時間と想定されます。すなわち25日〜35日必要です。マンジャロが少なくとも4週間投与後に増量するのには半減期が関係しています。

ここでは、「リベルサス」と「マンジャロ」の違いについて紹介します。注射と錠剤の違いなど、効果や効き目など細かく紹介し、それぞれの強みも解説するので、興味のある方は参考にしてください。


他の治療薬への切り替えを行うこと。 8.3 本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその

自由診療(他院)でという方がいらっしゃいました。ビクトーザ(リラグルチド)とマンジャロ(チルゼパチド)は異なる製剤であることから、正確な意味合いでの比較は難しいですが、と考えて良いでしょう。

SURPASS-2 試験では、マンジャロ 5mg 群、10mg 群、15mg 群はオゼンピック 1mg

ただし、マンジャロは比較的新しい薬剤であるため、GLP-1受容体作動薬のように生命予後を改善させるという明確な報告はこれまでありませんでした。

【痩せ薬】マンジャロの効果・副作用を医師が解説!【glp-1】

しかし、2024年8月12日、米国医師会雑誌「JAMA Network Open」において「Clinical Outcomes of Tirzepatide or GLP-1 Receptor Agonists in Individuals With Type 2 Diabetes」という、マンジャロと既存のGLP-1受容体作動薬を比較した研究結果が公表されました。

M件の投稿。オゼンピック から リベルサス 切り替え関連の動画をTikTok ..

たとえマンジャロの強い食欲抑制効果を持ってしても、食欲が抑えられず食べてしまう人がいます。食事を痩せることはできません。注射を打つだけでなく、なぜ太ってしまうのか、どこで余分なカロリーを摂食してしまうのかを見つめ直し、その食生活を見つめ直さない限りは体重減少は見込めません。

リベルサスから始まり半年程でコンマ1tから10キロ落ちましたそして、11月からマンジャロ ..

引用・改変:マンジャロ(チルゼパチド)電子化された添付文書 | 医療関係者向け – 日本イーライリリー株式会社

GLP-1受容体作動薬を超えるマンジャロの予後改善効果について

今回ご紹介したマンジャロ注は、肥満で悩む糖尿病患者さんの治療を劇的に変化させる救世主になるかもしれません。

GLP-1ダイエットはどれが良い?選び方や使い方・副作用を紹介

元々糖尿病の治療でビクトーザ 1.8mgを皮下注していた患者さんです。ビクトーザ(一般名:リラグルチド)は自由診療領域でいうサクセンダと同じ成分で、日本でのMax 投与量は1.8mgです。そのMax投与量でさえ抑えられなかった食欲ですが、マンジャロに切り替えた後から体重減少を認め、3ヶ月で4.8kg体重減少を達成しました。「」とおっしゃられていました。

[PDF] 【チルゼパチド(マンジャロ皮下注)】 に関する公的分析の結果

GLP-1受容体作動薬の中でも、体重減少効果が最も高いオゼンピックやウゴービについては、現時点でマンジャロとの直接比較研究がないため、優劣を決めることはできません。

リベルサスの公的分析 62)において、日本人の 2 型糖尿病患者を対象とした研究で ..

長期処方が可能になる2024年4月以降は
マンジャロが大きくシェアを伸ばすと予想されます。

糖尿病の薬(GLP-1/GIP受容体作動薬)~管理薬剤師.com

一方、マンジャロは以前ブログ「」でも詳しく解説しましたが、天然のGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)をベースに作られており、GIP受容体だけでなくGLP-1受容体にも作用します。

リベルサス, 規格:錠3㎎/7mg/14mg 適応:2型糖尿病

84kgの体重になったことでダイエットを決意。当院受診後は食事運動療法を継続し、6.9kgの減量を達成。血液検査にて糖尿病の診断(HbA1c6.8%、血糖値143mg/dL)に至り、2023年7月よりマンジャロ 2.5mgの皮下注を開始、1ヶ月後よりマンジャロ 5mgに増量。来院からを達成した。ダイエットを決意されてから、計15.4kgの減量に成功しました。でき、本人も大喜びでした。

GLP-1ダイエットの違いは?注射と飲み薬はどっちが痩せるの?

「リベルサス」と「マンジャロ」はGLP-1受容体作動薬です。ここでは、GLP-1受容体作動薬について、説明します。

マンジャロ(高い減量効果をもつ糖尿病治療薬)が2023年4月に発売!

またオゼンピックは針の付替えをする必要がある為、針内蔵のマンジャロのが注射の手間が省け簡単です。
(逆にオゼンピックの付替針は非常に細い為、マンジャロ・トルリシティの注射に痛みがある方はオゼンピックに利あり)

マンジャロ(高い減量効果をもつ糖尿病治療薬)が2023年4月に発売! ..

2020年に登場し、その圧倒的な血糖改善/減量効果により肥満糖尿病患者さんの救世主の一翼を担う立場となったオゼンピックですが、マンジャロはそのであると思われます。

第522回福山地区内科会学術講演会 2024年2月27日 が開催され

マンジャロ2.5mgから開始し、1ヶ月後5mgに増量した。ため、目標を50kgに上方修正し、マンジャロを2.5mgに減量し治療を継続している。

GLP-1受容体作動薬の効果を超えるマンジャロという薬剤について

引用:マンジャロ(チルゼパチド)電子化された添付文書 | 医療関係者向け – 日本イーライリリー株式会社

対処方法について十分説明すること。[9.1.4、11.1.1参照]

さらに、体重減少効果が比較的弱いビクトーザやトルリシティにおいても、それぞれ心血管イベントを減少させる効果が確認されており、肥満がない2型糖尿病患者さんにとっては、マンジャロよりも優れた選択肢となる可能性があります。()()