[PDF] リベルサス錠に関する費用対効果評価 [第 1.0 版]
最後にこの経口GLP-1受容体作動薬であるリベルサス錠の内服方法についてお話します。
本剤は、単剤療法、1〜2 剤の経口血糖降下薬への追加、及びインスリンとの併用療法として評価さ
この国内第3相臨床試験のPIONEER 10では、経口GLP-1受容体作動薬であるリベルサス錠は、従来の注射製剤であるデュラグルチド0.75mg(トルリシティー皮下注射:GLP-1注射製剤)の週1回皮下投与と比較して、血糖降下作用に関しては非劣性であり、体重減少効果に関してはより大きいことがわかると思います。
一般的な内服薬は食後に服用するものが多いかと思いますが、リベルサス錠は早朝空腹時に120ml以下の水で服用します。その後30分以上は飲食してはいけません。理由としては、吸収が阻害されるからです。効果をしっかり発現させるためには正しい時間・服用方法を守っていただく必要があります。
世界初、唯一の経口GLP-1受容体作動薬 リベルサス錠について
リベルサス(一般名:セマグルチド(遺伝子組換え))は、GLP-1受容体作動薬と呼ばれる薬剤です。
GLP-1はホルモンの一種で、膵臓のβ細胞に存在するGLP-1受容体と結合してインスリン分泌を促し、血糖を降下させます。内因性のGLP-1はDPP-4という酵素によりすみやかに分解されますが、GLP-1受容体作動薬由来のGLP-1は分解されにくいため、良好な血糖コントロールが期待できます。
なお、リベルサスの成分(セマグルチド(遺伝子組換え))は、2型糖尿病治療薬の注射剤「オゼンピック」の成分と同じです。
当院では、初診からオンライン診療にて治療薬の処方を行っております。通院なしで薬剤をお送りすることが可能です(送料無料)。アプリのインストールは不要で、システム利用料も徴収しておりません。よろしければご利用ください。
経口セマグルチド 3、7 及び 14 mg と経口糖尿病薬単剤(SU、グリニド、TZD、α-GI、SGLT-2 阻害
以前紹介したオゼンピック注と同じ成分(セマグルチド)ですが、リベルサスはその飲み薬Ver.です。
リベルサスは、血糖に依存してインスリンの分泌をうながすとともに、グルカゴン(血糖を上げるホルモンの一種)の分泌を抑えて血糖降下作用を示すGLP-1受容体作動薬です。単独の使用であれば低血糖になるリスクが低く、体重が減少する効果も期待できます。通常、GLP-1受容体作動薬は消化酵素によって速やかに分解されてしまいますが、リベルサスは吸収促進剤を添加することで経口投与を可能にしています。
ラット及びウサギを用いた重要な生殖発生毒性試験を、SNAC 単剤として 1000 mg/kg/日の 1 用量で
リベルサスは、2型糖尿病に適応があります。
通常、成人には1日1回3mgから投与を開始し、4週間以上投与したあと1日1回7mgに増量します。
なお、状態に応じて投与量は適宜増減しますが、1日1回7mgを4週間以上投与しても効果が十分にあらわれない場合は、1日1回14mgまで増量できます。
有害事象(安全性)に関しましては、その発現割合はリベルサス3mg群、7mg群、14mg群とデュラグルチド0.75mg群でそれぞれ、77.1%、80.3%、85.4%、81.5%でした。最も高頻度で報告された有害事象は全ての群で上咽頭でした。便秘や悪心、下痢などの消化器症状は、リベルサスに関しては、用量依存性に高くなり傾向が認められました。
(1) リベルサス錠 3mg、同錠 7mg 及び同錠 14mg ..
そんなみなさんに向けて、リベルサスの効果・特徴につき糖尿病専門医が分かりやすく解説します!
リベルサス錠14mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
非薬物療法(食事療法+運動療法)を行っても十分な血糖コントロールが得られない2型糖尿病の方を対象とした臨床試験において、リベルサスを服用していないグループではHbA1cが平均で0.3低下したのに対して、リベルサスを服用したグループではHbA1cが平均で0.9~1.5低下したという結果が得られています。
象 経口糖尿病薬単剤 (SU、グリニド、 TZD、α‑GI又はSGLT2阻害薬)による治僚で ..
リベルサスなどGLP-1受容体作動薬は、血糖が高くなったときのみ作用するため、単剤で使用する場合には低血糖を起こしにくいという特徴があります。
また、リベルサスには胃の蠕動を抑制して胃内容物の小腸への排泄を遅らせる作用もあるため、食後に血糖が急激に上昇することもおさえられます。さらに、視床下部に直接作用して過剰な食欲をおさえる作用もあるため、体重増加をまねきにくいというメリットもあります。
糖尿病薬にはいろいろな種類があり、今回紹介するGLP1作動薬「リベルサス」は体重減少効果が高く 人気となっています。 ..
飲水量と、服用後の飲食についても注意が必要です。次の表は健康男性被験者を対象に1日1回リベルサス10mgを10日間反復経口投与したときの血中濃度を投与後絶食時間、飲水量別に表にしました。
(本剤を単独で投与する場合) PD-L1 の発現を確認した検査の実施年月日及び検査 ..
昨年2021年2月5日に発売された経口のGLP1受容体作動薬;セマグルチド(商品名:リベルサス®)ですが、発売直後は2週間処方しかできませんでしたが、2021年12月1日ついに長期処方が解禁されました!
インスリン分泌と直接関係しないため、単独の使用では低血糖となる可能性が少ない薬です。 配合薬
次の表は健康男性被験者を対象にリベルサス10mgを1回のみ経口投与したときの血中濃度を飲水量別に表にしました。
2020年に吸収促進剤を配合した内服薬の「リベルサス」が登場したことで、より使い ..
おもな副作用として、悪心や下痢、便秘などの胃腸障害、食欲減退、頭痛などが報告されています。
また、重大な副作用として、低血糖、急性膵炎、胆のう炎などが報告されています。重大な副作用が発生する頻度はそれほど高くありませんが、下記のような症状があらわれた場合は適切な処置を行ったり受診したりしてください。
[PDF] セマグルチド(リベルサス錠)に関する公的分析の結果 [第 1.10 版]
これらの結果より、維持用量であるリベルサス7mgの血糖降下作用は、デュラグルチド0.75mg週に1回皮下注射とほぼ同等と考えることができます。
GLP-1受容体作動薬は、単独の服用では低血糖を起こしにくいことから、比較的安全な薬として認知されています。 リベルサスとサクセンダの違い
リベルサスは、胃に内容物があると吸収が低下します。
そのため、1日の最初の食事または飲水の前に、空腹の状態で服用してください。
服用時は錠剤を分割・粉砕せず、そのままコップ約半分の水(約120mL以下)と一緒に飲み込んでください。かみ砕いて服用するのも避けてください。
また、服用時および服用後から少なくとも30分は、飲食や他の薬剤の摂取を避ける必要があります。
なお、リベルサスはとても吸湿性が高い薬剤です。湿気による影響を防ぐため、錠剤は服用直前に取り出すようにしてください。
GLP-1受容体作動薬のほとんどが注射剤のタイプですが、リベルサスは使いやすい内服タイプです。 ..
添付文書上、リベルサスとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、糖尿病治療薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。
リベルサス錠7mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
結果ですが、まずHbA1c(血糖コントロールも指標)のベースラインから投与後26週までの変化量は、リベルサス3mg群、7mg群、14mg群とデュラグルチド0.75mg群でそれぞれ、-1.1%、-1.7%、-2.0%、-1.5%でした。リベルサス14mg群はデュラグルチド0.75mg群と比較して有意に低下した(p=0.0006)。リベルサス7mg群とデュラグルチド0.75mg群の間に有意差は認めなかった。一方で、リベルサス3mg群はデュラグルチド0.75mg群と比較して有意に小さい結果であった。(p=0.0026)。HbA1c目標達成率も同様の結果であった。
単剤をご用意しています。 メディカルダイエットの基本 GLP-1プラン さらに異なる ..
腎機能障害や肝機能障害がある方のリベルサスの使用について、添付文書上特に注意は記載されていません。
もっとも、薬の作用のあらわれ方には個人差があります。気になる症状や不安がある場合は、診察時にご相談ください。
・BMI:20以上・経口血糖降下薬単剤*による安定した治療を受けている ..
動物に対して皮下投与用セマグルチドを用いた試験では、臨床用量に相当する用量または下回る用量で胎児毒性と母動物の体重減少が認められています。
したがって、妊娠中の方や妊娠している可能性のある方にはリベルサスを使用せず、インスリンを使用することとされています。
なお、リベルサスは最終投与から約5週間にわたり循環血中に存在することが確認されています。そのため、2ヵ月以内に妊娠を予定している女性・妊娠を希望する女性に対してもリベルサスは使用せず、インスリンで治療を行います。
GLP-1受容体作動薬は22年に12%を超えたとみられ、経口薬「リベルサス ..
このページでは糖尿病の治療薬でもあり、メディカルダイエットの主力の薬剤であるリベルサスについて医師としての観点からデータを交えて書いていきます。
リベルサスの副作用を教えてください。 arrow_drop_up
ここで、経口GLP-1受容体作動薬であるリベルサス錠の効果や副作用について、国内第3相臨床試験のPIONEER 10 で確認していきたいと思います。このPIONEER 10 の主要目的は、日本人2型糖尿病患者を対象として、経口糖尿病薬単剤(SU、グリニド、TZD、α-GIまたはSGLT-2阻害剤)併用下で、リベルサス3用量(3、7、14mg)の1日1回投与の安全性及び忍容性をデュラグルチド0.75mg(トルリシティー皮下注射:GLP-1注射製剤)の週1回皮下投与と比較検討する、です。対象は、経口糖尿病薬単剤(SU、グリニド、TZD、α-GIまたはSGLT-2阻害剤)による治療で十分な血糖コントロールが得られていない日本人2型糖尿病患者458例です。52週間、多施設共同、無作為割り付け、非盲検でおこないました。患者をリベルサス3mg群(n=131名)、7mg群(n=132名)、14mg群(n=130名)、デュラグルチド0.75mg(トルリシティー皮下注射:GLP-1注射製剤)群(n=65)に無作為に割り付けられています。評価項目は、HbA1c(血糖コントロールも指標)のベースラインから投与後26週までの変化量、投与後26週間におけるHbA1c目標達成率、体重のベースラインから投与後26週までの変化量、投与後約57週で発現した有害事象の発現件数など、です。