リベルサスを服用することで、次の副作用が生じるリスクがあります。
その他、リベルサスには低血糖や急性膵炎などの重大な副作用が生じる危険性もあります。
リベルサスは、基本的には数ある糖尿病治療薬の中では低血糖が起こりにくいとされていますが、過度なダイエットで極端な食事制限をしてしまうと、脱力感、倦怠感、集中力の低下、動悸、ふるえ、めまい、意識消失などの低血糖症状が出る恐れもあります。その場合は、直ぐに糖分を摂取して、早めに医療機関を受診して適切な処置を受けましょう。
では、具体的にはどのような副作用が起こる可能性があるのでしょうか。
リベルサスの副作用の中で起こりやすいのが、嘔気、ムカムカ感、腹部膨満感、便秘などの胃腸障害で、約5％の方に認められる症状だと言われています(UnMed clinic でも4.6%の方に何らかの副作用が出ています)。
ただし、胃腸障害はリベルサス本来の胃腸の動きを止める作用が強く現れた結果とも考えられ、治療開始後2～3週間で徐々に解消されることが多いです。また、リベルサスの治療効果は、内服から食事摂取までの時間の長さで変わることが分かっており、長くなればなるほど治療効果も強くなります。そのため、内服から食事までの時間が空き過ぎる(たとえば1時間以上)ことにより、嘔気を感じる場合は、その時間をしっかり30分に短くすることで副作用が緩和されることがあります。
リベルサスの効果は個人差があり、一部の人には、薬の作用が十分に発揮されないことがあります。
リベルサスによる体重減少作用には以下の機序があると考えられています。
次に、食事のタイミング・回数についてです。食事を同じ量食べる場合、血糖値が低い時と高い時で、どちらの方の吸収率が高いか分かると思います。当然、低血糖の時の方がエネルギーの必要性が高まっているため、体内へ取り込まれるエネルギー吸収率は高まります。次に、タイミングですが、やはり寝る直前のエネルギー摂取は問題です。寝る直前に食べた未消化の食事が胃腸に残り、寝ている間に小腸から栄養が吸収され、使われることなく貯蔵庫である肝臓に蓄えられて脂肪肝の源となります。よって、リベルサスの効果を高めるために、1回の食事量を抑える代わりに、3食+夕方の間食など、食事摂取の頻度を3回以上にして頂き、晩御飯の後、入眠までに約3時間程度は時間を空けることも大切だと考えています。
このような依存を防ぐためには、リベルサスを服用している間に、太りにくい、健康的な習慣を身につけることが重要です。
リベルサスは、医師の指導を受けながら正しく服用することが大切です。
また、リベルサスは、膵臓に働きかける薬であるため、膵臓に過度な負担がかかると、持続的な激しい腹痛や背部痛を伴う急性膵炎が起こることもあります。もちろん、これらの症状が起こることは非常に稀であり(UnMed Clinicでは1例も経験がありません)、過度な心配は不要ですが、もし何らかの症状が現れた場合は、安全性を配慮しリベルサスの服用を中止して当院にご相談ください。
「薬がないと痩せられない」と感じ、服用をやめるのが難しくなる心理的な依存を引き起こしやすくなります。また、リベルサスの効果に頼りすぎると、食事や運動といったライフスタイルの改善が疎かになり、薬をやめた後に元の状態に戻りやすくます。
いくら信頼している友人や知人でも、リベルサスをもらって服用してはいけません。
リベルサスを使用して体重が減少した場合、薬をやめた後に再び体重が戻ることがあります。リバウンドはダイエットでよく起こる問題ではありますが、「薬で痩せた」という思いが依存につながる可能性があります。
リベルサスと併用の方は、朝分は一緒に飲まず防風通聖散を食間に服用してください。
リベルサスの禁忌は以下のようになっており、当てはまる方は服用できません。
リベルサスの主な副作用は、消化器系の症状です。吐き気、胃のむかつきなどの症状が特に服用開始初期に現れることが多いです。
リベルサスと併用の方は、一緒に飲まずカナグルは朝食後にしてください。
また、重篤な副作用の頻度は低く、適切な使用と医師の指導の下では安全に使用できる薬剤です。副作用のリスクを抑えるためには、最初は低用量から始め、徐々に増量する方法が推奨されています。
リベルサスで痩せない主な原因と、その対処法について解説します。
リベルサスは、食事の影響を受けやすい薬剤です。効果を最大限に発揮するためには、以下のような条件で服用する必要があります。
リベルサスが直接作用しない要因では、薬を使っても痩せることができません。
リベルサスの副作用として報告される主なものは、吐き気や胃の不快感といった消化器系の症状です。
リベルサスは、妊娠中や授乳中の女性は飲んではいけないことになっています。
また、「日本人の2型糖尿病患者を対象としたGLP-1製剤の治療成績」に関する臨床試験の結果によると、有意差はなかったものの同じ成分であるオゼンピック（注射薬）とリベルサス（経口薬）の治療効果の比較において、オゼンピックの方でより強い減量効果が認められる傾向が見られました。
ですので、既にリベルサスで治療中の方で、あまり減量効果が得られなかったり、徐々に治療効果が減ってきているといった場合には、オゼンピックへの切り替えを検討されてもいいと思います。
リベルサスの服用は 「1日1回、空腹時に飲む」 ことが基本です。
リベルサスは、血糖値を下げる作用が必要に応じて発揮される仕組みを持っています。
リベルサスは本来、糖尿病治療のための薬であり、ダイエット専用の薬では ..
リベルサスの有効成分であるセマグルチドは、半減期が長い特性を持っており、持続的に作用します。
リベルサスとは？ダイエット効果・飲み方・副作用・安全性について
国内で肥満治療の効能・効果で製造販売承認されているGLP-1製剤に「ウゴービ」があります。またリベルサスを一般名とする医薬品は国内では2型糖尿病の効能・効果で承認されておりますが、承認されている効能・効果及び用法・用量と当院での使用目的・方法は異なります。
リベルサスの効果や副作用は？処方や保険適用の条件・飲み方を解説
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬の中では珍しい経口薬（錠剤）です。
リベルサス錠3mgの基本情報（薬効分類・副作用・添付文書など）
以上のような副作用・危険性があるため、リベルサスを使用したメディカルダイエットは、治療実績のある内科医の指導のもと実施することをお勧めします。
マンジャロは糖尿病治療薬として承認されていますが、肥満治療薬としては未 ..
リベルサスはGLP-1受容体作動薬を使うのが初めての人でも、比較的使いやすいのがメリットです。
マンジャロ、オゼンピック、リベルサスの治療を受けられない可能性がある方
ただし、これらの副作用は正しく使用することで防げる場合もあるので、今回ご紹介したことを参考に、リベルサスで安全にダイエットを成功させてくださいね。
GLP-1ダイエットはやばい？危険性やデメリットを専門医が解説
リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。
しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
糖尿病のお薬で、医療ダイエットとして脚光を浴びているGLP-1受動態作動薬(リベルサス ..
経口で摂取できるため、手軽にダイエットができると話題となっていますが、その一方で胃腸障害や神経系障害が起こったり、低血糖や急性膵炎などの重大な副作用が起こったりする恐れもあります。
リベルサスの副作用はやばい？危険性など知っておくべきことまとめ
お腹の痛みや胆石（胆嚢に石が詰まって激痛を伴う病気）が発症するなど、かなり辛い副作用は、
リベルサスは、2型糖尿病治療を目的とした薬剤として使用されることが多いですが、肥満治療による体重管理にも効果が期待されています。
リベルサスの副作用や避けるべきこと、安全にダイエットを成功させる方法をご紹介しましたが参考になりましたでしょうか。
リベルサス通販の完全ガイド。ダイエット効果や重要な注意点を解説
当院では、通常の診療に加えても行っています。
リベルサス内服薬の服用方法などに不安や疑問があるときには、いつでも池袋駅前のだ皮膚科までご相談ください。
これらは全て「糖尿病」のお薬です。保険適応は全て「糖尿病」になります。肥満症に対しては保険が通らないため、自由診療になります。
リベルサスは「痩せ薬」ではなく、あくまでダイエットのサポート役です。薬を飲むだけで体重が減ると思い込み、食生活を改善しない場合、十分な結果が得られません。そんな魔法の薬はないのです。