コブラ「ダークスピード LS」を徹底試打検証！【ヘッドスピード別＆ロフト角別】
このように、一般の概念にあまりとらわれないコブラが作った最新のドライバーが「エアロジェット」シリーズ。投影面積が大きい、いかにもデカヘッドといった出で立ちですが、空力性能に注力して開発されています。
コブラ『DARKSPEED LS』ドライバー トラックマン試打
コブラ「DARKSPEED（ダークスピード）」シリーズは、前作「AEROJET（エアロジェット）」のスピードと飛距離を追い求めたテクノロジーをさらにアップデート。光を包み込むほど速いDARK＝暗闇の意を込めた性能は、文字通り尖りまくった飛びを実現させた。そんな注目シリーズをヘッドスピード（以下HS）の異なる有識者3人が採点。ゴルフテックで1・2を争う美スイング男子・山城太優がロースピンモデル「」の試打評価を行った。
シャフトは、約60gのグラファイトデザイン製「TOUR AD for cobra」と、50g台前半のフジクラ製「SPEEDER NX for cobra」の2モデルを“純正”として用意しています。
「TOUR AD for cobra」は適度なしなりを持つ中調子。シャフトが余計なことをしないため、当てやすいのが魅力です。「SPEEDER NX for cobra」はしなりがやや大きく、加速感のある振り味が魅力です。
コブラ DARKSPEED LS ／ X ／ MAX ドライバーを試打
コブラの最新作「DARKSPEED（ダークスピード）」シリーズが発売された。浅重心のロースピンモデル「」、スタンダードモデル「」、コブラ史上最大級の慣性モーメント「」の3機種がラインアップ。前作のテクノロジーをよりアップデートさせたというが、果たしてその全貌はいかに。まずはツアープロの使用率が最も高い「DARKSPEED LS」を取り上げる。機種の特徴をギア知識が豊富なミタさんが解説。アスリートゴルファーのコウタロウ（HS50m/s）とベテランゴルファーのシオさん（HS40m/s）が試打を行い、ヘッド性能を探った。
―ロースピンに振りきった印象…？
「はい。もちろん『LS』ということで、低スピン設定であることは予想できますが、性能はそのイメージを超えます。同シリーズは、全体的にもスピン量は少なめで、その最たるモデルが『LS』という、かなり尖った“LS大将”がどっしり構えている感じ。私が元々スピン量が少なく出るスイングタイプなので、余計に少ない数字（平均1808rpm）になりましたが、それにしても… な低スピン性能です。初速はしっかり出ているけれど、弾道の途中でドロップ回転でもうひと伸びしない…。飛距離性能に定評のあるコブラ、しかもよりHSの速いゴルファー向け『LS』ということで、大きな期待を抱いていた半面、少し残念な結果となってしまいました」
コブラ DARKSPEED LS ドライバー [TOUR AD for Cobra フレックス
ロフト角：10.5° 種類 : 純正シャフト フレックス：S 長さ：45.25インチ 利き手 : 右利き用
【ミタさん】
コブラは毎年テーマカラーが変わって楽しいですよね。前作の「エアロジェット」シリーズはブラックボディの中にどことなくトリコロールカラーを意識していましたが、今作はマットブラック一色。前作「エアロジェット LS」や他社のロースピンモデルと比較しても浅めの重心設計で、“超”低スピンモデルのくくりで間違いないでしょう。
コブラ（Cobra）（メンズ）ダークスピード LS ドライバー(1W
ヘッドスピードを高めていくと徐々にボールが上がり出しますが、それでも中弾道。スピン量が少ないため、飛距離を出すには高さが必須です。コブラの弾道調整機能はロフト調整がメインなので、これを大いに活用したいところ。
今回、試打するコブラ『ダークスピード LS』 ドライバーは、ツアーにインスパイアされた形状で、構えやすいフルエアロボディとなっている。『ダークスピード』の『X』、『MAX』、『LS』の3モデルのなかではこの『LS』が最も低い重心位置設計になっており、その効果によって低スピンで速い初速と、抜群の飛距離性能と高い操作性が実現。さらに、操作性を高める調整可能なヒールとトウのウェイトに加え、ソール後方にバックウェイトも追加したことで寛容性も加わったクラブに仕上がっているという。
コブラゴルフ DARKSPEED ダークスピード LS ドライバー
クラブ長さ、ヘッドの慣性モーメント、ネック軸回りの慣性モーメントの3つに違いが見られました。一方で前モデルから継承されている部分もあり、コブラがドライバー設計で大切にしているところを感じました。
コブラ DARKSPEED LS Palm Tree Crew[US]
左が前モデルの『エアロジェット LS』、右が『ダークスピード LS』。カラーリングがガラッと白から黒に一新された。見た目以外にヘッドデータを比較すると、変化した部分と継承されているポイントがあった
コブラ cobra ドライバー メンズ ダークスピード LS ..
コブラというメーカーは独創的なクラブ作りが特徴で、他社とはちょっと違う個性あふれるクラブを数多く開発しています。たとえば「ワンレングスアイアン」。アイアンの各番手の長さを同じにしつつ、飛距離の差を生み出すという、現代のスタンダードモデルとは大きく異なる考え方で設計されたアイアンです。
コブラの2024年モデルのドライバー3種「ダークスピード MAX」「ダークスピード X」「ダークスピード LS」の試打レビュー。
今回はをまったく試打もせずに購入しました。コブラは個人的にかなり好きなメーカーという事もあるし、飛距離性能の高さにはかなり信頼を寄せているしデザインがツボすぎたのも買った理由です。
DARKSPEED LS ドライバー(コブラ)の評価を見る・評価する
【コウタロウ】
後方に12gは、寛容性もあり、芯が広くなったようなやさしさがとても感じられます。扱えるゴルファーは増えそうですが、それでもロースピンのコントロール系ヘッドの雰囲気は変わらないので、やっぱりドライバーがある程度上手いゴルファーが対象になる気がします。どのウエートポジションも弾道の変化は感じられましたが、総じて打ち出しの高さが取れないと厳しい。ですが、ハマればバカみたいに飛んでいく印象で、やっぱりコブラの「LS」はただもんじゃないっスね。
[DARKSPEED LS]ならゴルフ・ドゥ公式オンラインショップ。16万点を超える公開在庫、充実のユーザー評価で安心して選び放題。
【ミタさん】
各メーカーのロースピンモデルと比べてもトップクラスでスピン量が少なく、パワーのある人は圧倒的な飛距離性能が体験できると思います。ミスはミスとしてしっかり弾道に現れやすいヘッドですが、ウエート配置以外にシャフトスリーブでロフトの調整も可能なので、理想的な弾道を見つけてほしい。前作「エアロジェット LS」よりも対象ゴルファーや使い方の幅は、間違いなく広がったモデルといえるでしょう。
リッキー・ファウラー、ブライソン・デシャンボー、レキシー・トンプソンなどのトッププレーヤーが愛用し、日本でも根強いファンを持つコブラ。
コブラ
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：Tour AD for Cobra/Speeder NX for Cobra●硬さ：共にS
コブラ『DARKSPEED TOUR LENGTH』ドライバー トラックマン試打
「データを見た印象としては、球がつかまらないですね。コブラが発しているメッセージも『弾道としてはニュートラルからフェード』と謳っています。ただ、今のデータからはメーカーのいう『LS』というほどロースピンではないという印象も受けます。シャフトの軟らかさも、もちろん関係あるとは思いますけど。もうちょっと振ってみましょうか」
コブラゴルフ 58 · ミズノ 51 · メーカー一覧を見る · ギアの登録を依頼する
重たいヘッド重量と小さいリアルロフト角が、コブラが考える飛びの流儀と言えそうですね。『ダークスピードLS』ドライバーはどんなゴルファーにおすすめですか。
コブラ『AEROJET LS 50th Anniversary
コブラの特徴である重めのヘッド重量と小さいリアルロフトの組み合わせから、低めの打ち出し角度でボール初速が出しやすくなっています。
コブラ · SHADOWCAT NITRO · Pコレクション · PUMA FORWARD · コラボレーション ..
みんなのゴルフダイジェストYouTubeのみんゴル試打班「ガチギアトラック」では、コブラ『ダークスピード LS』ドライバーのロフト10.5度で球をつかまえにいく試打や、10.5度でトウとヒールでヒットした時の寛容性を検証するなど、興味深い検証を行っているので、そちらもぜひ視聴してクラブ選びの参考してもらいたい。
コブラ『LTDx LS ツアーレングス』ドライバー トラックマン試打
ところが今回のダークスピードは前作にあたるエアロジェットと内容的にはほぼ一緒だったのには正直萎えていたりもします。発売サイクルが早すぎて開発が追いついていないのは各メーカー同じ現象に見舞われているけど、コブラも例外ではないようです。
コブラ『LTDx LS』ドライバー USモデル トラックマン試打
まずはフェース。コブラもフェース開発はAIを用いていて、フェース裏側はけっこう複雑な形状となっています。
cobra（コブラ）DARKSPEED LS ドライバー 編 編集部 ..
そしてソールにあるウェイトが前作エアロジェットLSでは2箇所だったのに対し、ダークスピードLSでは3箇所に増設されています。
【コブラDS-ADAPT LSドライバー試打】cobra 2025最新 ..
最後に横から見てみるとこんな感じです。お尻がめっちゃ上がった形状をしています。これは数世代前から空力を追求してきたコブラがずっと続けている形状。エアロダイナミクスがどうたらと言うやつです。