第19回 花粉症治療薬と胃薬、関わる体内物質はどちらもヒスタミン?
重大な副作用としてショック、アナフィラキシー、白血球減少、血小板減少、肝機能障害、黄疸などが報告されています。その他にも発疹・かゆみ・蕁麻疹などの皮膚症状、便秘・下痢・味覚障害・胸焼け・腹部膨満感などの消化器症状、しびれ・めまい・眠気などの精神神経症状などの副作用が出る可能性があります。いずれもその頻度は高くありませんが、ムコスタを内服し始めてから体調に異変がある場合は一旦中止して医師か薬剤師までご相談ください。
[PDF] 花粉症の薬を飲んでいる方へ 相互作用にご注意を!! 胃薬 CYP3A4 を
皮膚科では、やなどの内服が必要な際に、それらの薬によって起きやすいとされる胃粘膜の障害を予防する目的でムコスタを併用することが多いです。この場合、ロキソニンやプレドニンを内服するタイミングにあわせてムコスタも同時に内服します。
ちなみに、ファモチジンなどのH2ブロッカーには、H1受容体など他のヒスタミン受容体への効果も少ないながらもあると考えられています。そのため、臨床における蕁麻疹などの治療では、フェキソフェナジンなどの抗ヒスタミン薬だけで効果が十分に得られない場合に、ファモチジンなどのH2ブロッカーを補助的治療薬として使うこともあります。
そして、それぞれ「薬で胃が荒れる」として、異なる胃薬が4種類も処方されていた。 ..
ムコスタには飲み合わせが悪いお薬はありません。そのため常用薬がある場合でも、比較的気軽に内服可能です。ただし他にも胃薬を内服されている場合は胃薬の過剰投与になる可能性がありますので、診察を受ける際にご相談ください。
胃の痛みやむかつきなどの症状は、胃を攻撃する因子と守る因子とのバランスが崩れることが原因となって起こります。そのため胃薬には攻撃因子抑制薬・防御因子増強薬・胃粘膜保護に役立つプロスタグランジン製剤などがあり、いずれも胃の中の粘膜の状態を整えるのに役立ちます。ムコスタは防御因子増強薬として働きつつプロスタグランジン産生を誘導する働きもあわせもっており、胃潰瘍のほか急性胃炎や慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)に対して保険が適用されています。
ポラプレジンクも処方頻度は多いが、胃薬というよりも亜鉛補充目的での処方になることが多い。(30歳代病院勤務医、一般内科)
関わる体内物質が同じでも、作用する受容体が異なることで、片や花粉症などのアレルギー疾患の治療薬、片や胃薬というように主な効果や目的が異なるのは薬の作用の違いをあらわす一例といえます。
ヒスタミン受容体には、H1受容体以外にもいくつかのタイプがありますが、中でもヒスタミンH2受容体が比較的よく知られています。 H2受容体は、主に胃酸分泌などに関わるヒスタミン受容体で、これを阻害することで過度な胃酸分泌を抑え消化器症状を改善する薬がフファモチジンなどのH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬)と呼ばれる薬です。
エリスロマイシン. フェキソフェナジン塩酸塩の血中濃度が高まる可能性があります。 水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムを含むお薬.
花粉症の主な治療としては、フェキソフェナジンやエピナスチンなどの抗ヒスタミン薬と呼ばれる薬があり、処方薬だけでなく市販薬としても活躍しています。 抗ヒスタミン薬は、アレルギーなどを引き起こす体内物質ヒスタミンの働きを抑えることで効果をあらわす薬です。もう少し詳しくみていくと、主にヒスタミンの作用の受け皿となるヒスタミンH1受容体を阻害することで効果をあらわします。
痛み止めの中でも、NSAID(エヌセイド)に分類される種類のものを継続的に内服される場合は胃薬を併用した方が安心です。も痛み止めですが、NSAIDではなくアセトアミノフェンという種類の薬です。アセトアミノフェンが胃粘膜障害を起こすことはまれなため、一緒に胃薬を内服する必要はありません。
胃薬一日3錠中(一回1錠) テプレノン150mg ソウジュツ150mg コウボク83.4 ..
市販の胃薬に含まれているアルミニウムなども同じような影響がありますので、注意が必要です。また、健康食品にも栄養機能食品として鉄分やマグネシウムなどを多く含むものがあります。
花粉症の薬を飲んでいる方へ 相互作用にご注意を!! 胃薬 CYP3A4 を
一部の抗菌薬(例:レボフロキサシンやミノマイシンなど)は、便秘薬や胃薬として用いる酸化マグネシウム(商品名:マグミットなど)や鉄剤と一緒に飲むと、強く結びつきすぎて体に吸収されにくくなり、効果が減ってしまいます。約2時間ずらして服用することで影響が少なくなります。ほかにも抗アレルギー剤のフェキソフェナジン(商品名:アレグラなど)なども同様の注意が必要な薬です。
鼻炎薬に含まれる抗ヒスタミン剤と、胃腸薬に含まれる鎮痛鎮痙成分は同じ作用を持つため、併用すると口が渇きすぎたり便秘になったりします。
皮膚疾患の患者さんに「アレグラ」と「ガスター」が処方されました。 ガスターは普通に胃薬として処方されますが、皮膚疾患の場合はどのような効果を期待して出される処方でしょうか?
現役医師20人に聞いた「患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」
知らないうちに服用することで、血糖コントロールが乱れたり、副作用が強く出たり、という危険にさらされる可能性もあります。市販薬や健康食品を使用するときは、最寄りの薬剤師さんに、どの薬が自分にあっているのかを確認することが大切です。
ムコスタ錠100mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
① プソイドエフェドリン、フェニレフリン、メチルエフェドリン、メトキシフェナミン: 鼻づまりを治療する成分として、総合感冒薬や鼻炎薬に配合されています。交感神経刺激作用があり、グリコーゲンの分解を促進することで血糖値を上昇させます。また、末梢血管収縮作用や心機能亢進作用により、血圧を上昇させ、糖尿病を悪化させるおそれもあります。
② マオウ(麻黄): 葛根湯や小青竜湯などの漢方製剤に含まれるほか、生薬を含む総合感冒薬・鼻炎薬に配合されていることもあります。交感神経刺激成分のエフェドリンを主成分とすることから、①と同じように、血糖コントロールが悪化するおそれがあります。
③ アスピリン: 解熱鎮痛薬や感冒薬に配合されていることがあります。インスリンの作用を増強し、アスピリン自体も血糖値を下げる作用があるため、血糖値が下がりすぎるおそれがあります。
④ 炭水化物消化酵素(ジアスターゼ): 総合胃腸薬や消化薬に配合されていることがあります。αグルコシダーゼ阻害薬(ボグリボース、ミグリトール、アカルボース)を服用している場合、作用が打ち消しあって糖尿病治療薬の効果が弱まる可能性があります。
⑤ 「血糖値が気になる人向け」の特定保健用食品(グァバ葉ポリフェノール、トウチエキスなど): αグルコシダーゼ阻害薬(ボグリボース、ミグリトール、アカルボース)を服用している場合、薬による糖の吸収を遅らせる作用が強まる可能性があります。また、αグルコシダーゼ阻害薬の副作用(膨満感、放屁、便秘など)が出やすくなるおそれがあります。
[PDF] アスリートのためのアンチ・ドーピング使用可能薬リスト
2019年が始まりました。冬休みが終わり、職場や学校ではこれからインフルエンザが流行のピークを迎えると考えられます。糖尿病患者さんは感染症に罹ると重症化するリスクが高く、「ちょっとした風邪かな」なんて放置しておくと、血糖コントロールが悪化して入院、なんてことにもなりかねません。少し体が熱っぽいけど症状は大したことないから、近所のドラッグストアで風邪薬でも、と考える方もおられるでしょう。糖尿病教室では、「薬の飲み合わせの心配があるので、ドラッグストアの薬剤師さんに糖尿病治療中であることを伝えてください」と指導しています。今回は、糖尿病患者さんに気をつけていただきたい市販薬を紹介します。
鎮痛薬(経口) この薬をファーストチョイスする理由(2021年1月更新)
ムコスタの市販薬はございません。ただし、ムコスタと同じように防御因子を増強させる働きを持つ胃薬は市販されています。完全に同じ薬とはいえませんが、近い効果は期待できます。市販の胃薬をお買い求めの場合は、お近くの薬局にて薬剤師にお尋ねください。