現在、アモキシシリン(AMPC)は、本邦で承認されている小児の最大投与
上記の一次治療を行っても改善が認められない場合、大人の急性中耳炎では、基本的に専門家へのコンサルテーション対象として扱うことが望ましいと言われています。その上で、細菌培養などの結果を考慮した二次治療を行うべきです。
≥ 14歳:500mg,12時間毎 · アモキシシリンの成分に基づく投与量が望ましい
上記で重症度分類を行った後、小児と同じく検体提出を以下の通り行っていきます。
●小児急性中耳炎の初診時に,鼓膜所見,臨床症状,年齢条件から軽症・中等症・重症の3段階に分類する.
Tebipenem pivoxil細粒の小児急性中耳炎に対するcefditoren pivoxil高用量対照ランダム化二重盲検比較 ..
小児の場合と同じく、大人でも重症度分類を行いますが、大人の場合は、症状によるスコアリングに加えて易感染・耐性菌のリスクファクターを考慮したスコアリングにより重症度分類が行われます。
●軽症には抗菌薬を投与せず3日間経過観察をするが,中等症,重症ではアモキシシリン(AMPC)高用量投与が第一選択となっている.
○軽症には抗菌薬を投与せず3日間経過観察をするが,中等症,重症ではアモキシシリン(AMPC)高用量投与が第一選択となっている.
さて、小児の急性中耳炎の続きとして、今回は「大人の急性中耳炎」についてまとめていきます。基本的な考え方や患者さんの背景、原因となる菌の耐性率が大きく異なることなどに注意し ましょう。
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・鼓膜切開が急性中耳炎を有意に治癒促進するという報告は少ない。
[PDF] 小児急性中耳炎における Cefcapene pivoxil の臨床効果
●細菌検査は極めて重要であり,起炎菌の耐性化を防ぐためにも感受性検査結果に沿った抗菌薬治療が求められている.
(急性中耳炎は、重症度に応じた治療が求められる、という)