炎患者における後鼻漏の有無、咽喉頭症状の合併率、塩酸オロパタジンがこれらに対して


A7: “異常な鼻水”の後鼻漏が生じない後鼻漏感(「仮性後鼻漏」)の場合、その原因は鼻副鼻腔の疾患ではありませんので、鼻内の局所所見や副鼻腔の画像診断だけでは後鼻漏感の具体的な臨床像や原因疾患を明らかにすることは、ほぼ不可能です。


膿性・粘性鼻汁、後鼻漏、鼻閉、嗅覚障害などが2~3か月以上続いています。 検査 ..

この薬には、鼻の粘膜の線毛機能を正常化する効果があります。線毛とは、鼻の内側にある微細な毛のことで、これが異物やウイルスを外に排出する重要な役割を担っています。副鼻腔炎によってこの線毛の働きが低下すると、鼻詰まりや後鼻漏が悪化することがありますが、この薬がその機能を回復させる効果があります。また、鼻の中にできるポリープ(鼻茸)の縮小作用も期待できるため、鼻茸が原因で鼻が詰まっている人にもオススメです。

それ以外には、たとえば、胃食道逆流症に伴う胃酸の逆流によるノドへの刺激によって生じるもの、嚥下障害に伴って余分な口腔咽頭の分泌物(唾液など)がノドに溜まり、ノドを刺激することによって生じるもの、さらに咽喉頭神経症のようにノド自身の神経ネットワークの過剰反応(易刺激性)に伴い、ノドの過敏症状として後鼻漏感が現れるものなどがあります。

後鼻漏による咳とは? | たくゆう耳鼻咽喉科クリニック 院長ブログ

この場合は鼻副鼻腔よりも、むしろ後鼻漏感を来たし得る鼻副鼻腔以外の領域においての様々な関連疾患を重点的に調べていかなければなりません。

その原因は、なんらかの異常な分泌物が鼻副鼻腔以外の臓器から発生し、ノドを刺激して後鼻漏のような症状をもたらしてしまうことが伺われます。その最たる例は、上咽頭炎です。

鼻漏・後鼻漏 · 鼻閉 · 顔の違和感・痛み · においがしない・感じにくい.

ただし、後鼻漏感の発生と関わり得る疾患はあまりにも多種にわたりますので、疑わしい疾患の優先順位を決めてから診ていかないと、しかるべき診断と治療に辿りつくまでは莫大な時間と労力がかかりかねません。たとえば、「胃食道逆流症」が疑わしい場合は、優先的に喉頭ファイバースコープ、もしくは胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)が施行されます。

A6:“異常な鼻水”の後鼻漏がないのに後鼻漏の症状を感じるのが、後鼻漏感(「仮性後鼻漏」)の最大の特徴です。

慢性副鼻腔炎との合併で症状を悪化させる人が増えているので、後鼻漏(鼻水が ..

また、「嚥下障害」の関連が疑わしい場合は、積極的に嚥下内視鏡検査や頚部/頭部の画像診断が行われるでしょう。いずれにしても、後鼻漏(「真性後鼻漏})以上に、耳鼻咽喉科専門医の元での精査が必要となります。

後鼻漏を放置すると様々なリスクが生じます。特に気を付けなければならないのは「中耳炎」です。
鼻の奥は、耳管を通して内耳と繋がっています。そのため、雑菌の多い鼻水が鼻の奥に蓄積すると、耳管を通して内耳にも流れ落ちます。
その結果、中耳炎になるケースがよくみられます。また、鼻づまりによる口呼吸で、口の中へ入った細菌・ウイルスが肺の中へ侵入することで、風邪などの感染症にかかることもあります。
後鼻漏自体、外から見えにくい異常ですので、普段の様子と違うことに早く気付けるかが鍵となります。


そのほか、鼻漏(びろう)がのどに廻る(後鼻漏(こうびろう))、匂いがわからない ..

いかがでしょうか、後鼻漏の症状や原因、対処法などがおわかりいただけたかと思います。
後鼻漏自体は通常なら気にならない程度の自然現象です。しかしながら、鼻炎などで鼻水の量が増えると、鼻や喉に不快な症状を感じるようになり日常生活に支障をきたします。不快感に悩まされながらも原因がわからず悩んでいる方も少なくありません。

喘息の病態に及ぼす具体的なメカニズムについては、アレルギー炎症による鼻腔の防御機能の破綻、微量後鼻漏の誤嚥

後鼻漏の治療には、まず原因に応じた治療が行われます。副鼻腔炎があれば薬物療法やそれが無効な場合は副鼻腔炎手術、アレルギー性鼻炎や炎症によるものであれば、抗アレルギー薬や抗炎症薬の処方や後鼻神経切断術があります。上咽頭炎がある場合はいわゆるBスポット療法、などが必要な場合があります。正確な治療法は個々の症状と原因によって異なりますので、耳鼻咽喉科専門医に相談して適切な治療を受けることが大切です。
ただし後鼻漏を訴える方の半分近くは何も病的所見が認められない場合があります。内視鏡やCTにて異常が認められない場合は正常の鼻汁分泌を異常に感じているだけの場合も多いので治療対象にならない場合もあります。

鼻水が喉の後ろに垂れる、後鼻漏による咳、痰、鼻づまりによる口呼吸で ..

喉の奥に溜まっていた鼻水が、横になると急に喉へ流れ落ちることで、就寝・起床時に咳が出てしまうようになります。
咳は「痰が絡むような咳(湿性咳嗽:しっせいがいそう)」で、眠っている時にも起こりやすいです。そのため睡眠に支障をきたし、熟睡できなくなることもあり、ひどくなると嘔吐する子もいます。
また、後鼻漏による刺激で咳が出て粘膜が過敏になることで、喘息と似た症状を起こすこともあります。
睡眠中には成長ホルモンが分泌されるため、赤ちゃんの睡眠が阻害されると、成長や発達にも悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
また小学生くらいの年齢ですと、眠気が強くなって授業が聞けなくなることもあります。

後鼻漏といいます) ○顔面(目や鼻、ほほの周りなど)が重い感じがする。痛みが ..

鼻の奥にある上咽頭(じょういんとう)に、炎症が生じる状態です。細菌やウイルスに感染することで起こります。後鼻漏が起こる原因でもあります。

また、大量の鼻水がのどへ落ちる「後鼻漏(こうびろう)」や、においがわからない ..

後鼻漏の診断には、患者の症状や経過を詳しく聞くと共に、鼻の内視鏡検査や副鼻腔CTスキャンなどの画像検査が行われることがあります。また、耳鼻咽喉科専門医による診察が行われ、原因を特定するための適切な検査が実施されます。

鼻から鼻水が下りてきて、痰が溜まる(後鼻漏(こうびろう)といいます)ので咳を ..

後鼻漏と姿勢には一定の関係があります。後鼻漏は、鼻腔や副鼻腔から鼻咽腔に粘液が流れ出てくる症状のことで、一般的には鼻の奥にある副鼻腔が炎症を起こすことによって引き起こされます。
姿勢が後鼻漏に影響するのは、主に頭の位置によるものです。前かがみになっていると、重力の影響で鼻の奥にたまった粘液が喉に流れ出やすくなります。また、寝る姿勢も影響します。寝ているときに枕を高くしていると、鼻腔や副鼻腔が圧迫されて、粘液の排出が悪くなることがあります。

後鼻漏症候群 | 足利市の耳鼻咽喉科はふじさわみみはなのどクリニックへ

後鼻漏の主な症状には、鼻が喉に流れる感じ、鼻の奥に何かが貯まっている感じ、喉に詰まった感じや喉の違和感、鼻の奥や喉の奥からの嫌な匂いなどが挙げられます。
また、後鼻漏が原因で喉の炎症や喉の咳が続くこともあります。

片側性の透明な水様の分泌物(特に頭部外傷後)は,髄液漏を示唆している ..

したがって、適切な姿勢を保つことは、後鼻漏の症状を軽減するために重要です。正しい姿勢を保ち、前かがみにならないように注意することで、鼻の奥にたまった粘液が喉に流れ出ることを防ぐことができます。また、寝るときには、枕を低くして、鼻腔や副鼻腔が圧迫されないようにすることが大切です。ただし、後鼻漏の原因は多岐にわたるため、姿勢だけで解決するわけではありません。症状が続く場合は、医師に相談することをおすすめします。

副鼻腔炎、上咽頭炎、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、急性鼻炎の後期、慢性鼻炎の可能性がります。 治療

A5:後鼻漏(「真性後鼻漏」)を来たし得る鼻副鼻腔の原因疾患としては、代表的なものとして以下のものがあります。

風邪などの細菌・ウイルス感染による炎症、アレルギー、鼻の中の形態異常 ..

「もしかしたら後鼻漏かも」と思った段階から、医師へ相談しましょう。
診察時に喉の奥を見て、後鼻漏の有無をチェックします。
後鼻漏になると喉の壁に鼻水がくっついているため、生理食塩水を使用した鼻洗浄や、吸引薬を霧状にして吸い込むネブライザー療法などの治療を選択します。
また、重症度に応じて、抗生物質や抗炎症剤、抗アレルギー剤などを処方していきます。

ぜん息との合併に気をつけたい病気|成人ぜん息(ぜんそく、喘息)

子供に以下のような症状が見られましたら、後鼻漏が疑われます。
特に、まだ自分の症状について話せない赤ちゃんの場合は、以下のサインを見逃さないよう気を付けましょう。

慢性鼻炎の原因(アレルギー性鼻炎、市販の点鼻薬)症状(鼻水、鼻づまり) ..

ここで番外編として、市販薬ではありませんが、鼻うがいについて紹介します。副鼻腔炎や後鼻漏に苦しんでいる方にとって、鼻うがいは非常に効果的なセルフケアの一つです。鼻うがいによって、鼻に溜まった膿や汚れ、アレルゲン(花粉など)を洗い流すことができます。鼻を清潔に保つことは、副鼻腔炎の症状を緩和し、さらに後鼻漏を防ぐために重要です。

風邪(ウイルスや細菌感染)やアレルギーなどがきっかけで鼻の中で炎症が ..

後鼻漏の主な原因は、鼻や副鼻腔の炎症やアレルギー性鼻炎、副鼻腔のポリープ、鼻中隔彎曲、または鼻の手術後などが考えられます。これらの状態によって、鼻の粘膜が過剰な鼻汁を分泌し、喉に流れ込んで後鼻漏が発生することがあります。
後鼻漏症候群の中には上咽頭炎や更年期障害なども含まれます。

鼻の粘膜にある血管の収縮・拡張も自律神経によってバランスが保たれていますが ..

子どもは鼻の中の空間が大人よりも狭く、さらに気温の変化などで鼻水の量が多くなりやすいため、後鼻漏になりやすい傾向があります。
また、まだ鼻をうまくかむコツが掴みきれていないため、鼻の奥に鼻水が溜まりがちになる点も、後鼻漏が起こりやすい理由になります。